光文社文庫
散骨

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  • サイズ 文庫判/ページ数 347p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784334738235
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

一九六八年十月二十一日、夢の島で調達した三十本の丸太をかかえて、防衛庁正面ゲートへ突入を図った「高須武闘派」六十人。「生きる証」を求める政治運動の底には、凄まじいエロティシズムが流れていた―。エロスと暴力の旗手・タカスモトジの初小説集。新たに「ブルー・ストッキング」「ホーム・レス」の二編を加え、巻末に「私と『ショーケン』」を収録。

著者等紹介

高須基仁[タカスモトジ]
1947年12月9日生まれ、静岡県掛川市出身。中央大学経済学部を卒業後、大手玩具メーカーのトミーに入社。玩具開発の最前線で数々のヒット作を生んだ後に、英国系企業に移籍。ファミコン出現以前の玩具業界で、超ヒットメーカーとして活躍する。その後、芸能プロダクション、制作会社の経営に乗り出し、仕掛人として、’90年代の一大ヘアヌードブームを演出した。’96年からは、ライターとして、文筆活動も開始。多くの連載コラムで、人気を博す。初めての小説執筆は、『散骨』収載の「毒の縄」。エロスと暴力を描いて、愛憐の極みに達する、その「異相」の文体が早くも注目されるメジャー級新人作家
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