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光文社新書
ドコモとau

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  • サイズ 新書判/ページ数 226p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784334032784
  • NDC分類 694.067
  • Cコード C0265

出版社内容情報

インフラvs.ブロードバンド 2強の戦略から見える“携帯業界”の知られざる全貌

携帯電話業界で圧倒的なシェアを誇るドコモをトヨタに譬えると、ドコモを追うauはさしずめホンダである。実際に、携帯電話業界における「ドコモとau」という構図は、自動車業界における「トヨタとホンダ」にあまりにも似ていることが多い。
本書は、世界初の第三世代携帯電話(3G)のスタートに総力戦で挑むドコモと、独自の戦略でドコモを猛追するauにスポットを当て、当事者たちのインタビューを通して、いかに彼らが目の前に立ちはだかる壁を乗り越えてきたかを描いたものである。
両者の辿った道を克明に追うと、ドコモとauの戦略の違いと、その背後にあるものが見えてくる。そして、日本のモノづくりの底力も。本書ではそれらを明らかにしていきたい。

◎「両社の真実」に密着取材!
 2001年、ドコモが満を持して世に送るはずの3G「FOMA」が、直前になって開発現場でさまざまな問題が起こり、本格サービスの予定が延期されることになった。実際に、当時のFOMAの関係者を取材すると、開発現場は私の想像を遙かに超えるトラブルに見舞われていたことが分かった。
 その頃auは、ブラウザフォンでJ-フォンにも抜かれ、「無料でもいらないau」と自虐的に語るほどの、まさに「どん底」を這っていたのである。

内容説明

携帯電話業界で圧倒的なシェアを誇るドコモをトヨタに譬えると、ドコモを追うauはさしずめホンダである。実際に、携帯電話業界における「ドコモとau」という構図は、自動車業界における「トヨタとホンダ」にあまりにも似ていることが多い。本書は、世界初の第三世代携帯電話(3G)のスタートに総力戦で挑むドコモと、独自の戦略でドコモを猛追するauにスポットを当て、当事者たちのインタビューを通して、いかに彼らが目の前に立ちはだかる壁を乗り越えてきたかを描いたものである。

目次

第1章 DDIの混乱―モトローラの心変わりと第三世代
第2章 ドコモの危機感―国際標準化と海外投資
第3章 ドコモのつまずき―FOMA立ち上げ
第4章 auの「どん底」と復活―EZウェブ、「着うた」
第5章 auのこだわり―デザイン戦略
第6章 ドコモの底力―900、ゲーム、デザイン
第7章 auの追撃―WINと定額制
第8章 インフラか、ブロードバンドか―「お財布ケータイ」とEコマース
第9章 auの現実―FM携帯
第10章 苦戦する端末メーカー
第11章 ドコモとau

著者等紹介

塚本潔[ツカモトキヨシ]
1946年東京都生まれ。慶応義塾大学法学部卒業後、「ニューズウィーク」誌の日本支社を経て、フリーに。その後、日本企業の駐在員として、北米ビジネス戦略などに携わる。帰国後は、その経験を元に、国際ビジネスジャーナリストとして、新しい視点の企業論を展開
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

影実

2
少々古い本だが携帯開発の当時の状況が窺えて興味深い。技術的な面も一般に分かるレベルで書いてくれているので読んでいて困ることもない。今となっては当たり前といった感じの携帯だが、こんなつい最近に発達してきたものなのだと改めて認識させられた。2009/12/08

hi_zakky

2
もう5年も前の本なのであまり期待せずに読んだが、携帯電話業界の歴史本という感じでは楽しめた。通信業界の圧倒的王者ドコモ、そしてそれを追うau。この両者の戦いの歴史をプロジェクトX風に綴っている。今はソフトバンクモバイル(本書発売時はボーダフォンだった)や新規参入イーモバイルなんかも出てきて、さらにはWiMAXやLTEといった次世代技術も複雑に絡んできて、携帯キャリア戦線は予想不可能な状態。本書はそんな複雑な現況とは違って、もう少しシンプルだった時代の話だ。失敗と成功の繰り返し。やっぱり1社が勝ち続けるって2009/09/10

stroatman

1
au立ち上げから、ソフトバンク参入前(iphone発売前)までの携帯電話業界の総まとめ。iphone前なので、そこからの大きな変化については特に記載なし。なんで日本の携帯がガラパゴス化したかよく分かった。両社の頑張りも分かるが、今の状況見ちゃうとなぁ。。。2012/08/08

ona

1
主に2000年代前半の携帯電話事情とその裏側。自分が中学〜高校生の時の話で、とても懐かしく思えた。2010/12/05

natsu_san

1
携帯電話進歩の各段階での裏話やキャリアの思惑。もう少しユーザ視点の話が入るとよかったな。2010/02/18

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