光文社新書<br> お座敷遊び―浅草花街芸者の粋をどう愉しむか

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光文社新書
お座敷遊び―浅草花街芸者の粋をどう愉しむか

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  • サイズ 新書判/ページ数 230p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784334031930
  • NDC分類 384.9
  • Cコード C0276

内容説明

「いきつけの待合に馴染みの芸者を呼んで、料理を肴に芸者のお酌で一杯やりながら、三味線に合わせて小唄のひとつでも―」。男なら誰でも一度は憧れる、お座敷遊びの世界。でも現実は「一見さんお断り」がほとんどだ。しかし時代と共に、初心者への間口を広げる花柳界も出てきた。なかでも東京・浅草花柳界は、今もっとも初心者の訪れやすい花街として知られている。いったい敷居が高いと言われる花街のお座敷では、どんな光景が繰り広げられているのか?一見さんがお座敷遊びをするにはどうしたらいいのか?そして、花柳界の人々が失くさずに持ち続けているよき伝統とは何なのか?―はじめてのお座敷遊びの前に、ぜひ読んでおきたい入門書。

目次

第1章 お座敷遊び・いまむかし
第2章 花柳界、これが芸者のたどる道
第3章 「芸」を売る、「夢」を売る―浅草芸者の心意気
第4章 芸者と旦那の不思議な関係
第5章 最後の「箱屋」
第6章 実践編・現代お座敷遊び入門

著者等紹介

浅原須美[アサハラスミ]
1958年東京都生まれ。横浜市立大学卒業。出版社勤務を経てフリーランスに。日本料理味覚情報誌「いろどり」((株)ジャパンアート社発行)の編集に創刊(92年)から休刊まで足かけ9年間携わり、料亭等の取材を通して料理文化に触れる中で芸者の世界に興味を持つ。雑誌「サライ」(小学館)の仕事で96年より約1年半かけて、北は札幌から南は長崎まで全国一九カ所の花柳界を取材し、後に単行本化。現在、主に花柳界とその周辺、および医療関係を中心に取材を手がけ、雑誌「東京人」「家庭画報」等で執筆中
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ナツ

2
意外とお手軽に愉しむ方法もある事にびっくり!ただ、田舎に住んでいればそれも難しい… お座敷の遊びだけでも体験してみたい!2020/08/23

OjohmbonX

2
浅草の花柳界あれこれ。基本的な役割、用語、仕組み、エピソード等々を紹介されて興味深い。ただどうしても、こちら側の人間(著者)があちら側(花柳界)の話を整理して語ると、こちらの価値体系に押し込める/合わない細部を切り捨てるようでそれほど刺激的な地点へは行かない。例えば箱屋・芸者・女将の誰か一人に徹底的に語らせれば、常識とはズレた認識が細部から立ち上がってより面白いかもしれない。最後10ページ程で著者が客としてお座敷遊びの悦びを語るとき、あちら側に移動しただの紹介を免れ、この面白さの一端を実現して楽しい。2011/11/30

さく

0
浅草花柳界の用語や仕組み、遊び方などを解説。日本の一般的な「お客様は神様」というスタンスとは違う、お客様も芸者も置屋も、世間がよくなるようにするプロ意識がある。2017/08/05

松村 英治

0
知らない世界がいっぱいある。2015/07/18

ゆふいん

0
京都の花柳界を扱った本はそれなりに読んでいるので、浅草との違いについて知ることができて興味深かった。自分が一生足を踏み入れることがないであろう世界を垣間見ることが出来るのは楽しい。 2012/10/26

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