内容説明
「いきつけの待合に馴染みの芸者を呼んで、料理を肴に芸者のお酌で一杯やりながら、三味線に合わせて小唄のひとつでも―」。男なら誰でも一度は憧れる、お座敷遊びの世界。でも現実は「一見さんお断り」がほとんどだ。しかし時代と共に、初心者への間口を広げる花柳界も出てきた。なかでも東京・浅草花柳界は、今もっとも初心者の訪れやすい花街として知られている。いったい敷居が高いと言われる花街のお座敷では、どんな光景が繰り広げられているのか?一見さんがお座敷遊びをするにはどうしたらいいのか?そして、花柳界の人々が失くさずに持ち続けているよき伝統とは何なのか?―はじめてのお座敷遊びの前に、ぜひ読んでおきたい入門書。
目次
第1章 お座敷遊び・いまむかし
第2章 花柳界、これが芸者のたどる道
第3章 「芸」を売る、「夢」を売る―浅草芸者の心意気
第4章 芸者と旦那の不思議な関係
第5章 最後の「箱屋」
第6章 実践編・現代お座敷遊び入門
著者等紹介
浅原須美[アサハラスミ]
1958年東京都生まれ。横浜市立大学卒業。出版社勤務を経てフリーランスに。日本料理味覚情報誌「いろどり」((株)ジャパンアート社発行)の編集に創刊(92年)から休刊まで足かけ9年間携わり、料亭等の取材を通して料理文化に触れる中で芸者の世界に興味を持つ。雑誌「サライ」(小学館)の仕事で96年より約1年半かけて、北は札幌から南は長崎まで全国一九カ所の花柳界を取材し、後に単行本化。現在、主に花柳界とその周辺、および医療関係を中心に取材を手がけ、雑誌「東京人」「家庭画報」等で執筆中
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松村 英治
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