内容説明
数々の大レースを制した伝説のエンジニアが語る技術力、創造力の神髄。
目次
第1章 レーシングカーとは何か(究極のマンマシンシステム;レーシングカーと自動車技術の発展 ほか)
第2章 デイトナ24時間耐久レース(開発責任者としてJSPCを制覇せよ;開発二大方針と一匹狼たち ほか)
第3章 レーシングエンジン設計者になるまで(言葉を話せなかった五年間;模型飛行機 ほか)
第4章 エンジンの新技術を拓く(おまえレーシングエンジンをやれ;排気対策の新地平を拓く ほか)
著者等紹介
林義正[ハヤシヨシマサ]
1938年東京生まれ。九州大学工学部航空工学科卒業後、日産自動車に入社。高性能エンジンの開発、排気対策、騒音低減、燃費改善技術などの研究開発を経て、レーシングエンジンおよびレーシングカー開発の総責任者を務める。デイトナ優勝を果たした帰りの飛行機のなかで退社を決意。’94年、同社を退職。現在は東海大学工学部動力機械工学科教授、大学発ベンチャーである株式会社マックフォース代表取締役会長。排気対策や騒音対策技術を中心に国内特許を140件以上、海外特許を60件以上取得。科学技術庁長官賞、日本機械学会賞、自動車技術会賞などを受賞
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感想・レビュー
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やす
2
エンジニア目線でレーシングカーづくりについて技術的なところからその周りのところまでわかりやすくまとまっている一冊。わかりやすいだけでなく、情熱も伝わってきて面白かった。2018/10/08
SS
1
久々に再読。感性、技術、体験がエンジニアに重要とのことに、この本の内容もそれに準じている。やはり、良書。2014/08/28
hamamelon
0
良書 是非読んで2009/07/09
MotorSportsArch
0
日産のCカープロジェクトで、林義正がエンジン開発のみならず組織まで立て直して成功させた経過にも触れている。2019/03/12