光文社新書<br> トヨタとホンダ

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光文社新書
トヨタとホンダ

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  • サイズ 新書判/ページ数 243p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784334031169
  • NDC分類 537.09
  • Cコード C0260

内容説明

二〇〇一年九月の中間連結決算で、過去最高益を達成したトヨタとホンダ。ドコモ、ソニーの“失速”という状況の下、日本を真の意味で牽引する企業は、もはやこの二社をおいて存在しない。本書はトヨタ・張、ホンダ・吉野の両社長のインタビューをはじめ、製造、販売の現場、そして米国、欧州の現地工場への徹底した取材を通して、両社の強さの秘密、知られざる苦悩、そしてライバルに対する思いなどを浮き彫りにする。

目次

第1章 ヴィッツとフィット
第2章 「攻め」のホンダと「守り」のトヨタ
第3章 「品質」のトヨタ、「コスト」のホンダ
第4章 カムリとアコード―米国での戦い
第5章 トヨタとホンダのDNA
第6章 トヨタとホンダが見る夢

著者等紹介

塚本潔[ツカモトキヨシ]
1946年東京生まれ。慶応義塾大学法学部政治学科卒業後、「ニューズウィーク」誌の日本支社を経て、フリーに。その後、日本企業の駐在員として、北米ビジネス戦略などに携わる。帰国後は、その経験を元に、国際ビジネス・ジャーナリストとして、新しい視点の企業論を展開
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ツキコヨウ

5
ホンダとトヨタの考え方の違いが分かった。簡潔に云うと、ホンダは「個性的でやりたいことは何が何でもやり通す」トヨタは「よく考えに考えてまくって結論を出しやり通す」。ーー共通して思った事は、自分の事だけでなく相手の立場も思いやる。ーー最近ホンダがNSXを出した(1500万だそう)が、性能はフェラーリやらとあまり変わらないという。トヨタが出し抜かれた感があるが、如何するのだろうか、私的には…思いつかない。シェア率は世界トップだというが、シェア率だけが全てではなくそれぞれ良い物を持っている事が大切なんですが。2015/02/02

sr-yama

3
電車内読書で通読。それぞれの考え方が違うことを改めて認識。2012/09/17

虎ボルタ

3
2001年に執筆されたものらしいが、言っていることは面白い。曰く、■ホンダの場合、「夢」という言葉は、トップが社員をモチベーとするのに使っているだけで、エンジニアのメンタリティは逆にレーススピリッツ同様に、「勝つか負けるか」のいずれかという「超」現実的思考の人が多い。それだけに、ホンダのトップが口にする「夢」という言葉には虚と実がある。逆にトヨタの場合、トップは「夢」という言葉をほとんど使わない。(中略)逆に言うと、トヨタは「それができると分かるまでは、あまり大きなことを言わない会社」でもある。 ハイブリ2011/04/29

suzuki s

2
オーディオにて。日本の車業界で唯一残った民族系企業の2社。共通点や、相違点を見ながら2社の特徴が記されていた。トヨタの堅実に夢を口にせず叶えていく姿勢ホンダのとにかく夢を語り、目標に突っ走る姿勢どちらもかっこいいと感じた。2016/03/27

Kei

2
15年前の本なので外資とのアライアンスとも変わってて結構流し読みしました。これが書かれた当時トヨタは世界3位。トヨタとホンダが時代をどう作ってきたか、社風、車に対するアプローチの仕方がインタビューと共にある。この当時から2社はリッター30キロを視野に開発していた。それは最近実現されたことだけど、このハイブリッド標準装備の時代になって、先見の明があったのだな(もしくは2社が市場を作ったのかな)とわかる。そうした中でトヨタが世界1位になったと思うと感慨深い。2015/11/04

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