内容説明
私たちは英語教育の過去から何を学んだのだろう?英語教育史研究の第一人者が貴重な資料を駆使して描き上げる英語教育の豊穣な歴史。英語教育改革の道しるべとなる金字塔的作品。図版多数。
目次
第1章 英語教育の歴史から学ぶ
第2章 英語教科書の歴史から学ぶ
第3章 英語教科書の図像学
第4章 英語教育の忘れられた先駆者たち
著者等紹介
江利川春雄[エリカワハルオ]
1956年埼玉県に生まれる。1984年大阪市立大学経済学部卒業(近代日本経済史専攻)。1992年神戸大学大学院教育学研究科修士課程修了(英語教育専攻)。現在、和歌山大学教育学部教授・博士(教育学)。日本英語教育史学会副会長、神戸英語教育学会副会長、和歌山英語教育研究会会長など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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壱萬弐仟縁
2
図版多数にして、なぜ、日本人はこれほどまで英語を学習してきたにもかかわらず、一向に、高い英語力を身につけている人が少ないのか? この疑問には、なかなか答えにくいが、本著は歴史的に、どういう学習をしてきたか、たとえば、黒塗り教科書の時代もあったことから、自由な内容には程遠い。さりとて、近年の英語教育もまた、発信型をいうが、コンテンツもまなならないケースもあり、常に、どうすれば英語をマスターできるのか、問い返すための本としては妥当かと思われる。2012/05/08
はひへほ
1
日本人は英語をどう学んできたかというタイトルに惹かれて、自分の英語学習に役立てようと読んでみたが、内容のメインは教育に関するものであり、見当違いであった。英語教育や英語の教科書に興味のある人には良い本かもしれない。自分の見当違いもあって、興味をもって読むことはできなかった。そのためか、著者の言い回しが時折気に障ることがあった(逆恨みかもしれない)2014/10/21
まっきー
1
どのようなテキストを使っていたか、そのテキストの中に使われている図から読み取れる当時の思想。興味深かった。