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出版社内容情報
凡百の美人論とは一線を画する本格的「美人論」。本書は、フロイト、ジャック・ラカンの精神分析など用いて、人々の中に宿る、眼差しのなかの<絶世の美人>のヴェールをつぎつぎと剥いでいく。そして更に、西洋文化における「美」の定義や「美」の変遷、「美」の多様性などを説得力をもって述べる。「美は見る人の目次第」という諺は果たしてどれほど的を射ているのか。美人目白押しの図版多数。解題:「説明しようとするパトス」(高山宏)
序論 ひとりの女以上のもの
第一章 ラウラの肖像
第二章 幻想的なコンパニオン
第三章 砕かれた美
第四章 黄金分割の娘
第五章 ヒエログリフとしての女
第六章 暗黒大陸
第七章 皮一枚
第八章 最後のひと目の恋
第九章 鏡よ、鏡よ…
エピローグ
訳者あとがき
解題 説明しようとするパトス(高山宏)
術語解説
文献注
精選書誌目録
索引
内容説明
窓の女、通り過ぎる女、謎としての、アフリカとしての女―美女幻想をうむ精神の変形文法が、尖鋭批評の息づまる接点で今、壮大な表象の近代史として姿を現わす。だれもが知る主題の、だれもが知らなかった秘密とは。
目次
序論 ひとりの女以上のもの
第1章 ラウラの肖像
第2章 幻想的なコンパニオン
第3章 砕かれた美
第4章 黄金分割の娘
第5章 ヒエログリフとしての女
第6章 暗黒大陸
第7章 皮一枚
第8章 最後のひと目の恋
第9章 鏡よ、鏡よ…