Kenkyusha-reaktion books<br> 美人―あるいは美の症状

Kenkyusha-reaktion books
美人―あるいは美の症状

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 336p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784327376659
  • NDC分類 367.2
  • Cコード C0095

出版社内容情報

 凡百の美人論とは一線を画する本格的「美人論」。本書は、フロイト、ジャック・ラカンの精神分析など用いて、人々の中に宿る、眼差しのなかの<絶世の美人>のヴェールをつぎつぎと剥いでいく。そして更に、西洋文化における「美」の定義や「美」の変遷、「美」の多様性などを説得力をもって述べる。「美は見る人の目次第」という諺は果たしてどれほど的を射ているのか。美人目白押しの図版多数。解題:「説明しようとするパトス」(高山宏)

序論 ひとりの女以上のもの
第一章 ラウラの肖像
第二章 幻想的なコンパニオン
第三章 砕かれた美
第四章 黄金分割の娘
第五章 ヒエログリフとしての女
第六章 暗黒大陸
第七章 皮一枚
第八章 最後のひと目の恋
第九章 鏡よ、鏡よ…
エピローグ
訳者あとがき
解題 説明しようとするパトス(高山宏)
術語解説
文献注
精選書誌目録
索引

内容説明

窓の女、通り過ぎる女、謎としての、アフリカとしての女―美女幻想をうむ精神の変形文法が、尖鋭批評の息づまる接点で今、壮大な表象の近代史として姿を現わす。だれもが知る主題の、だれもが知らなかった秘密とは。

目次

序論 ひとりの女以上のもの
第1章 ラウラの肖像
第2章 幻想的なコンパニオン
第3章 砕かれた美
第4章 黄金分割の娘
第5章 ヒエログリフとしての女
第6章 暗黒大陸
第7章 皮一枚
第8章 最後のひと目の恋
第9章 鏡よ、鏡よ…

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

∃.狂茶党

11
美人についての本というよりも、副題が示すように、精神分析的見地から見た、美についての本。 見られる存在、考えられる存在、描かれる存在としての女の姿のスケッチ。 多面的で、取り上げる話題も多く、整理するためなのか、 フェミニズム的な事柄については、時折迂回するように見られる。 正直フロイト、ラカンの理論には、首をかしげる点がありますので、作者が整理する手際に、違和感を覚える。 参考文献一覧がありがたいですが、日本語で読めるのはごくわずか。 2023/01/26

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/18554
  • ご注意事項