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書かれなかった戦争論

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  • サイズ B6判/ページ数 359p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784326950300
  • NDC分類 210.6
  • Cコード C0091

出版社内容情報

あなたの歴史観が変わります!
 戦後の歴史書が触れなかったアジア・太平洋戦争の謎に迫ります。戦時史は『三国志』や『水滸伝』よりも面白いことがわかります。戦争史を学び直すことで、現在が見えてきます。戦史や従軍体験記を見る目が変わり、理解しやすくなります。侵略を侵略と意識させなかった歴史的理念を見直すことで、憲法第九条が平和への最強の武器になることがわかります。歴史に学び現在を知る手がかりを提供します。戦争史を読み解くキーワードに『間違いだらけの少年H』の少国民Hと戦後派Nのコンビが当時の新聞雑誌、刊行物、


目次

初めに

1  太平洋戦争の遠因(その1・日中関係史)

2  太平洋戦争の遠因(その2・日中関係史)

3  内閣総理大臣子近衛文麿の憂鬱

4  天皇陛下はなぜえらい

5  わが軍資金は借金なり

6  「帝国の真意」とは

7  国共合作抗日救国運動への道

8  戦時下国民の生活指導(国家精神総動員)

9  戦争に反対できない仕掛け

10  「満蒙は帝国の生命線」

11  中国幣制改革の意味

12  日中通貨戦争

13  続・日中通貨戦争

14  英米援蒋日英会談

15  宣戦布告なき戦争の意味

16  対日経済制裁

17  国家総動員法案通過

18  国家総力戦(持たざる国、日本の悩み)

19  大誤算の連続

20  日独伊三国同盟

21  遂に日米開戦へ

あとがき

内容説明

なぜ戦時史はわかりにくいのか?戦時史を読み解くキーワードに『間違いだらけの少年H』の少国民Hと戦後派Nのコンビが当時の新聞雑誌、刊行物、未公開資料を渉猟して挑戦しました。

目次

太平洋戦争の遠因(その1・日中関係史)―日清戦争以後の日本の中国侵略の歴史と、それを侵略と意識させなかった歴史的背景と満州事変の意味
太平洋戦争の遠因(その2・日中戦争)―日満円ブロック構想の崩壊から華北分離工作、盧溝橋事件に至るまでの経緯と独占資本と提携した日本陸軍
内閣総理大臣近衛文麿の憂鬱―戦争は軍の暴走だけでは不可能であること、近衛の手枷足枷となった内閣官制について、総理大臣は単なる閣議の座長、閣僚に対する命令権がないことなど
天皇陛下はなぜえらい―皇室関係用語考、現人神とは?天皇の大権とは何をいうか、統帥権とはどのようなものか、帷幄上奏の意味など
わが軍資金は借金なり―戦争を協賛した議会と内閣の機能、アジア・太平洋戦争で日本が使った戦費はいくらか?政府はどのようにして国民に巨額の戦費を負担させたかなど
「帝国の真意」とは―日本が盟主となる日満支提携の意味、中国占領地の経済建設の実態、「聖戦」の真の意味など
国共合作抗日救国運動への道―日本軍は国共合作、抗日救国運動などの、民族意識の質的変化を読み違えたことなど
戦時下国民の生活指導(国民精神総動員)―「日の丸」の問題と、その推進力となった内閣情報部の果たした役割など
戦争に反対できない仕掛け―国民精神総動員運動は、きめ細かく銃後の国民の暮らしを管理指導しようとした
「満蒙は帝国の生命線」―幻想に終わった満蒙投資。「満蒙は帝国のアキレス腱」、なぜ満洲国は大日本帝国の重荷となったか〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Gen Kato

1
「過去は悪い」と決めつけて目をそらすのは極めて危険だ。過去にも「正当」とされる理由があり、制度も法も整っていたからこそ戦争は起こされたのだという、当たり前でありつつ見過ごされがちな事実。だからこそ近い未来を警戒すべきなのだと考えさせられた。おそらく「正当」な理由とともに、声高に叫ばれて進められることこそが、自国民および他国民の生活や生命をおびやかすものに違いないから。2015/11/02

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