出版社内容情報
今世紀初頭から1950年代のパリ。劇作家,俳優,劇場支配人,映画作家,女とのスキャンダルと複数の身体を生きたサッシャ。その肖像を刻明に描写し,演ずることの核心を問う。
【目次】
1 セーヌ右岸
2 演劇史の向こう側へ
3 語られるべき人
4 ある劇作家の誕生
5 世界の中心としての演劇
6 妻たち
7 扉の神話
8 声の形而上学
9 語ることの愉しみ
10 自らを語る
11 歴史を召喚する
12 映画への道程
13 語る映画
14 暗さとの接触
15 老い、そして記録への欲望
あとがき
サッシャ・ギトリ関係年譜
内容説明
サッシャ・ギトリ(1885―1957)。19世紀の大俳優リュシアン・ギトリの息子として生まれたサッシャ。50年間に亙って自らの手になる130本余の戯曲に主演し、パリの演劇界に君臨したサッシャ。映画を嫌悪しつつ生涯に33本の映画を残す映画作家サッシャ。結婚と離婚を何度も反復するサッシャ。美術館のような大邸宅の主サッシャ。本書が描くのはサッシャの複数の身体である。
目次
1 セーヌ右岸
2 演劇史の向こう側へ
3 語られるべき人
4 ある劇作家の誕生
5 世界の中心としての演劇
6 妻たち
7 扉の神話
8 声の形而上学
9 語ることの愉しみ
10 自らを語る
11 歴史を招喚する
12 映画への道程
13 語る映画
14 暗さとの接触
15 老い、そして記録への欲望
サッシャ・ギトリ関係年譜