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出版社内容情報
浮世絵の世界に忽然と現われた浮絵。それは日本と西洋の視覚の出会いが生んだ奇妙な果実であった。芝居と遊郭を描く作品の空間構造を手がかりに,浮絵の成立と変容に迫る。
【目次】
序章 元文4年(1736)のヘッドライン・ニュース
1 「元文太平記巻第四目録」
2 浮絵の歴史
3 浮絵の出自
4 課題と方法
第1章 延享2年(1745)のパースペクティヴ―奥村政信「大浮絵」をめぐって
1 二つの遠近法
2 《芝居狂言舞台顔見せ大浮絵》について
3 《堺町葺屋町芝居町大浮絵》について
4 《新吉原大門口中之町大浮絵》について
5 《新吉原二階座敷土手ヲ見通シ大浮絵》について
6 《両国橋夕涼大浮絵》について
7 《駿河屋越後屋呉服店大浮絵》について
8 江戸名所シリーズについて
9 延享2年の遠近法
第2章 <第一世代>の「浮絵歌舞伎芝居図」―室内空間を見る眼差し―
1 「浮絵歌舞伎芝居図」の二つの系譜
2 鳥居清忠の「浮絵歌舞伎劇場図」
3 奥村政信と鳥居清忠の遠近法
4 <第一世代>の「浮絵歌舞伎劇場図」
5 「浮絵歌舞伎劇場図」と報道性
6 <第一世代>の遠近法―室内の場合
第3章 明和4年(1767)のスナップショット―歌川豊春の「浮絵歌舞伎芝居図」
1 <第ニ世代>の「浮絵歌舞伎芝居図」
2 歌川豊春の革新
3 「浮絵歌舞伎芝居図」の変容
4 歌川豊春以後の「浮絵歌舞伎芝居図」
5 江戸と上方
第4章 「浮絵新吉原大門口図」の軌跡―野外空間を見る眼差し―
1 「浮絵新吉原大門口図」と『吉原細見』
2 <第一世代>の作品の検討
3 「浮絵新吉原大門口図」の系譜
4 <第一世代>の遠近法―野外の場合―
第5章 明和7年(1770)のランドスケープ―<第ニ世代>の「浮絵新吉原大門口図」
1 <第ニ世代>の上限と下限
2 年代考証と『吉原細見』
3 「浮絵新吉原大門口図」の変容
4 <第ニ世代>の遠近法
第6章 浮絵の視覚―はけ先の間から透かして見れば―
1 「浮絵」についての証言
2 助六の経験
3 遠近法の眼差し
4 助六の年代記
5 浮絵の物語
6 浮絵から風景版画へ
終章 寛政7年(1795)のアートギャラリー
1 薫斎政美について
2 和泉屋について
3 歌川豊国について
4 柱絵・相撲絵・宝船
5 浮絵の<地位>
6 結びにかえて
註
後記
浮絵関連事項
浮絵関連年表
収録図版一覧
目次
序章 元文四年(1739)のヘッドライン・ニュース
第1章 延享二年(1745)のパースペクティブ
第2章 〈第一世代〉の「浮絵歌舞伎芝居図」
第3章 昭和四年(1767)のスナップ・ショット
第4章 「浮絵新吉原大門口図」の軌跡
第5章 明和七年(1770)のランドスケープ
第6章 浮絵の視覚
終章 寛政七年(1795)のアート・ギャラリー
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