医療・看護の経済論

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  • サイズ A5判/ページ数 208p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784326700509
  • NDC分類 498.1
  • Cコード C3047

出版社内容情報

高齢化社会の到来に伴い、国民医療費の高騰、看護師不足、病院の経営危機といった諸問題が医療をとりまいている。これらは単に財政的な問題ではなく、ひいては医療の質に関わる問題である以上、これからの医療従事者には、経済学的発想を持つことが要請される。医療経済学の考え方の基礎を解説する本書は、医療従事者のみならず医療サービスを受ける側にとっても重要な視点を提供する。


序章 今なぜ医療・看護の経済論なのか?

第1章 医学・医療と経済学・経営学との関連
1 昔からの両者の密接な関連
2 現代における両者の関連
3 経済問題・経済学の考え方、その注意点

第2章 医療経済学方法論の再検討
1 医療経済学の研究対象と方法論の関連
2 方法論的観点から見た医療経済学
3 医療経済学の枠づけの試案
4 看護経済学の確立に向けて

第3章 医療事業の経済的・経営的基盤
1 医療・看護の人材と病院経営の根本問題
2 医業経営の現実問題
3 「制度資本」としての医療の需要供給体制

第4章 医療・看護サービスの経済的特徴
1 医療をサービスと認識することについて
2 経済学的に見た医療・看護サービスの特徴
3 医療・看護サービスの特徴に関連する諸問題

第5章 医療・看護の経済的評価について
1 財貨・サービスの経済的評価の一般論
2 医療サービスの経済的評価に向けて
3 診療報酬体系における医療・看護の経済的評価

第6章 医療システムをどうするか?
1 保健医療システムの現状と問題点
2 医療への市場原理の導入をめぐって
3 経営危機に直面する医療機関
4 保健医療システムの改革構造

第7章 「良質で効率的な」医療・看護の実現のために
1 医療・看護の技術の現状と問題点
2 医療・看護における効率性の考え方

あとがき
引用・参照文献
索引

内容説明

医療事業の経営的基盤とは?医療・看護の経済的評価とは?きたるべき高齢化社会にむけて経済学的視点から医療のあり方を見直す。

目次

序章 今なぜ医療・看護の経済論なのか?
第1章 医学・医療と経済学・経営学との関連
第2章 医療経済学方法論の再検討
第3章 医療事業の経済的・経営的基盤
第4章 医療・看護サービスの経済的特徴
第5章 医療・看護の経済的評価について
第6章 医療システムをどうするか?
第7章 「良質で効率的な」医療・看護の実現のために

著者等紹介

長田浩[オサダヒロシ]
1946年千葉県生まれ。1971年横浜国立大学経済学部卒業。1978年関東学院大学大学院経済学研究科修了。1996年経済学博士。現在、兵庫県立看護大学教員、関東学院大学講師
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