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レントシーキングの経済理論

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  • サイズ A5判/ページ数 264p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784326502318
  • NDC分類 331
  • Cコード C3033

出版社内容情報

レントシーキングとは、政治学上は「たかり」といった方がわかりやすいかもしれない。本書では、このレント(そのものに付属する価値)を追求する行動を経済合理性とは違った次元の経済行動としてとらえ、理論化する。
 本書には、トランスファーの追求が社会的に高価だという考えを最初に出したゴードン・タロックの1967年の論文、アン・クルーガーおよびリチャード・ポズナーによる古典的論文、および経済理論におけるこの重要な革新の発展をたどるより最近の論文が集められており、この分野の研究者にとって、必読の文献である。

【目次】
1 関税、独占と窃盗の厚生費用
2 レントシーキング社会の政治経済学
3 独占と規制の社会的費用
4 レントシーキングと利潤追求
5 レントシーキング:サーベイ
6 競争過程における競争的浪費と制度の関係
7 効率的レントシーキング
8 自由参入とレントシーキングの有効性
9 危険回避的レントシーキングと独占力の社会的費用
10 シェアされるレントに対する危険回避的レントシーキング
11 レントシーキング社会におけるイデオロギー的信念と説得
12 外部不経済下でのレントシーキング
13 レントシーキングの損失の評価:ロビイストの経済的厚生の増大は
  計算するのか?
14 レントシーキング社会における改革
15 経済改革の理想と現実 

内容説明

レントシーキングとは、政治や官僚に働きかけることによって規制を生み出し、経済主体が自分の活動環境を有利なように変えていく行動を意味する。本書では、このレントを追求する行動を経済合理性とは違った次元の経済行動としてとらえ、理論化する。

目次

関税、独占と窃盗の厚生費用
レントシーキング社会の政治経済学
独占と規制の社会的費用
レントシーキングと利潤追求
レントシーキング:サーベイ
競争過程における競争的浪費と制度の関係
効率的レントシーキング
自由参入とレントシーキングの有効性
危険回避的レントシーキングと独占力の社会的費用
シェアされるレントに対する危険回避的レントシーキング
レントシーキング社会におけるイデオロギー的信念と説得
外部不経済下でのレントシーキング
レントシーキングの損失の評価:ロビイストの経済的厚生
レントシーキング社会における改革
経済改革の理想と現実

著者等紹介

加藤寛[カトウヒロシ]
大正15年岩手県生まれ。昭和25年慶応義塾大学経済学部卒業。慶応義塾大学総合政策学部教授、学部長を経て平成6年から慶応義塾大学名誉教授。平成7年より千葉商科大学学長に就任。土光臨調で国鉄、電々、専売の民営化を実現。慶応義塾大学湘南キャンパスで教育改革を実施。日本経済政策学会会長、日本計画行政学会会長、ソ連東欧学会代表理事、政府税制調査会会長などを歴任。現在日本公共選択学会会長
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

がっち

1
政治や官僚に働きかけることによって規制を生み出し、経済主体が自分の活動環境を有利なように変えていく=レントシーキングを経済的に表したものは数すくない。公共選択学の見地から、説明しており、独占における経済政策がよくわかるのでは。2013/05/13

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