シリーズ認知と文化<br> 心と認知の情報学―ロボットをつくる・人間を知る

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シリーズ認知と文化
心と認知の情報学―ロボットをつくる・人間を知る

  • 石川 幹人【著】
  • 価格 ¥2,310(本体¥2,100)
  • 勁草書房(2006/04発売)
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  • サイズ B6判/ページ数 215,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784326199419
  • NDC分類 141.5
  • Cコード C3311

出版社内容情報

人間の「心」の科学はどのように展開してきたのか?チューリングマシンから量子理論や生物進化まで、方法論の変遷と新しい方向性をわかりやすく読み解く。

心をもつロボットを作る試みは、これまで失敗を重ねてきた。なぜか。その核心は「計算量の爆発」にある。第Ⅰ部ではコンピュータの歴史をふまえて、量子コンピュータによる解決の方向性と、心を環境のなかで生態学的に捉える視点の重要性を論じる。第Ⅱ部では生物進化の観点から意識の役割を論じ、情報社会における適応の道を探る。



第Ⅰ部 心をもつ機械

第一章 認知科学の誕生
    ──心は構成できるか
第二章 対話するコンピュータ
    ──言語は論理的か
第三章 問題解決システム
    ──知識は真実の記述か
第四章 創造的発見をするプログラム
    ──計算量を克服できるか
第五章 量子コンピュータに向けて
    ──物はそこに存在しているか
第六章 世界のなかに生きるロボット
    ──心はどこにあるのか

第Ⅱ部 コミュニケーション器官としての意識

第七章 生物進化の構図
    ──心はいつ現れたのか
第八章 認知神経科学の展開
    ──脳で心を説明できるか
第九章 心的機能のモジュール構造
    ──認知も進化の産物か
第一〇章 意識の諸性質
    ──記憶は体験の記録か
第一一章 意識の進化的意義
    ──自分を知ってから他者を知るのか
第一二章 情報ネットワーク社会における意識
    ──コミュニケーション革命に適応できるか

あとがき

内容説明

人間の「心」の科学はどのように展開してきたのか。チューリングマシンから量子理論や生物進化まで、方法論の変遷と新しい方向性をわかりやすく読み解く。

目次

第1部 心をもつ機械(認知科学の誕生―心は構成できるか;対話するコンピュータ―言語は論理的か;問題解決システム―知識は真実の記述か;創造的発見をするプログラム―計算量を克服できるか;量子コンピュータに向けて―物はそこに存在しているか;世界のなかに生きるロボット―心はどこにあるのか)
第2部 コミュニケーション器官としての意識(生物進化の構図―心はいつ現れたのか;認知神経科学の展開―脳で心を説明できるか;心的機能のモジュール構造―認知も進化の産物か;意識の諸性質―記憶は体験の記録か;意識の進化的意義―自分を知ってから他者を知るのか;情報ネットワーク社会における意識―コミュニケーション革命に適応できるか)

著者等紹介

石川幹人[イシカワマサト]
1959年東京都に生まれる。1982年東京工業大学理学部応用物理学科卒。同大学院物理情報工学専攻、松下電器産業(株)マルチメディアシステム研究所、(財)新世代コンピュータ技術開発機構研究所、明治大学文学部などを経て、明治大学情報コミュニケーション学部教授。博士(工学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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kazy0324

1
「学際的」とはまさにこのようなことを言うのだろうと圧倒された. 著者の語り口も, リファーされている文献も, 「どこまで行くのか」と心底ワクワクさせられた. 「認知科学」の更なる広がりを感じることができた素晴らしい本だった.2016/07/24

yu-ente-isra

0
以前に読んだ「認知哲学―心と脳のエピステモロジー」に内容的には近く、心、認知などに焦点を当てて、前半ではAIの発展やその難しさを解説している。大局観の説明は、AI技術に関する本で度々見かけるが、改めて納得した。後半は、生物学的に、心をコミュニケーション機関と見て、話題を展開している。非常に多種多様な話題が挙げられており、興味深いものが多くある。 こういう本を読んでいると、技術的特異点はまだまだずっと先の未来にあるようで安堵するが、現在の人工知能技術を使った自動運転なども、頼りなく見えてしまう。2018/01/05

西やん

0
色々な話題を取り上げたまさに教科書と言える本でした。ちょっと気軽に読む本ではありません。2013/08/03

ゆで卵

0
とある講義の教科書。認知心理学、情報科学、生物学、量子力学、(心の)哲学、認知神経科学などの様々な分野から心について述べてある本。私見では「心とは一体なにか?」と「心の働きをどう合理的に説明するか?」という問いが中心にあったような気がする。脳の働きについては自然科学の目覚しい進歩によって分かってきているけれど、なんだか無機的で冷たいものに感じられる。こういった研究は客観的な「三人称的な心」を対象にしていて、自分自身の心である「一人称的な心」や身近な人に感じる「二人称的な心」を扱っていないからだ、などなど2012/01/31

gerumanium

0
我々の知能や心に関する研究の歴史と考え方を概観できる好著。章ごとに研究分野のことなるアプローチを取り上げており、意識や心に関することに興味があるかたなら是非手に取っていただきたい。しかしながら、多くの難問が残されているのはいうまでもない。2010/07/31

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