ムーミンの哲学

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ムーミンの哲学

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  • サイズ B6判/ページ数 254p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784326153633
  • NDC分類 130
  • Cコード C3010

出版社内容情報

『ムーミン』の世界にちりばめられた西洋哲学が格闘してきたテーマを拾い出し、哲学が何を問題にしてきたのかを解説する入門書。ムーミンの8つのエピソードから時間論、存在論などのテーマを引き出し、解説する。それを通じ、社会生活の中でどこか凝り固まってしまった一面的な考え方に作用し、普段は見過ごしているものごとの大切な側面を、私たちの目の前に浮かび上がらせる「有効な触媒としての<哲学>」を描き出すのが本書の目的である。哲学者たちと視点を共有する入門書であるとともに、『ム-ミン』という優れたメルヘンの深層に迫る試みで

【もくじ】
まえがき

第Ⅰ章 贋物と本物―ひこう鬼現る―
 1 西洋哲学の始まり
 2 全能者のさがしもの
 3 先入観の洗いだし

第Ⅱ章 理想と現実―アリオンのたて琴―
 1 時間をめぐる問題
 2 詩作の喜びと苦悩
 3 過去を乗り越える

第Ⅲ章 希望と創造―おちてきた星の子―
 1 理論と現実の関係
 2 流れ星の託す願い
 3 伝説が告げる真理

第Ⅳ章 他人と自分―鏡の中のマネマネ―
 1 <わたし>とは何か
 2 鏡の中にある世界
 3 見知らぬ人々の眼

第Ⅴ章 秘密と自信―影なんか怖くない―
 1 論理の見えない罠
 2 ペテン師の読心術
 3 自信のある生き方

第Ⅵ章 儀式と人格―笑いの仮面―
 1 仲間のなかの自分
 2 真の友情とは何か
 3 伝承と戒めの真相

第Ⅶ章 流行と信頼―花占い大事件―
 1 日常的な生活世界
 2 逆立ちする価値観
 3 信じることの役割

第Ⅷ章 運命と行為―赤い月の呪い―
 1 常識の転回と哲学
 2 共に生きる困難さ
 3 メルヘンの神秘性

あとがき
人名索引

内容説明

なんたる、たるか?8つのエピソードが織りなす西洋哲学の旅。ムーミン谷をめぐる思考のメリーゴーランド。

目次

第1章 贋物と本物―ひこう鬼現る
第2章 理想と現実―アリオンのたて琴
第3章 希望と創造―おちてきた星の子
第4章 他人と自分―鏡の中のマネマネ
第5章 秘密と自信―影なんか怖くない
第6章 儀式と人格―笑いの仮面
第7章 流行と信頼―花占い大事件
第8章 運命と行為―赤い月の呪い

著者等紹介

瀬戸一夫[セトカズオ]
1959年生まれ。1990年東京大学大学院理学系研究科科学史・科学基礎論博士課程単位取得退学。現在、成蹊大学法学部教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

いろは

20
聖書のアダムとイヴが、初めてお互いの姿を認識した時、自身の股間を隠した。なぜ股間を隠したのか。それは、『見られている。』という「自意識」による知性の表れであると、とある聖書の作品の対談で述べられていた。私達はしばしば、『見られている。』と「自意識」に支配される事がある。私達にとって、その「自意識」とは、不安の源泉であり、成長する為の不可欠な試練でもある。しかし、ムーミンの物語に登場するスナフキンは違う。他人の目なんか気にしないで、自分の思うとおりに生きている。私もスナフキンのように堂々と生きたいが難しい。2019/02/22

和菓子男子

3
魚を与えるのではなく、魚の釣りかたを教えてくれるような。哲学という学問によってどのように問題を解決できるのかという例題のような説話が集まった本。哲学は能動的に学ばなくてはならないのだということが分かった。2014/08/27

kuppy

2
紀元前ペルシャ、ギリシャ辺りから始まる哲学の歴史とアニメ版ムーミンの話から読み解く哲学入門書。ムーミンの話の部分は動画サイトで見た、懐かしさと共に哲学的な深みを感じた。哲学というのは人間科学、倫理学的な範疇におさまらず、紀元前の哲学者は量子物理学の要素を予見していたり、ピタゴラス教団のように宗教と数学、中世ではキリスト教、天文学との関わりなど、現代の一部での人生相談のような哲学とはスケールが違うと感じた。スナフキンは異質ですね、ムーミン谷にいながら定住せずムーミン族たちとは一線を置いた異邦人、哲学者かな 2022/04/07

リコラ

2
ムーミンの部分だけ読んだ2009/03/26

ぴーさん

1
哲学そのものに意味を求めるのではなくて、哲学で何がみえてくるのか、というのをムーミン世界を通して実践していく入門書。独自の解釈により見えてくる作品が示すメッセージや、思考の転回によっても揺るがない神秘性からはムーミンという作品のすごさを感じた。あるがままに生きるスナフキンは眩しいな。2012/05/18

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