出版社内容情報
【解説】
"ウェーブレットの信号処理,画像処理への工学的応用を具体的,実践的に詳述する。ウェーブレットと既存の手法(FFT, DCFなど)との対比をC言語とMATLABによるプログラム例を記述。"
【目次】
第1章 信号のフーリエ級数,複素フーリエ級数展開とフーリエ変換
1.1 フーリエ解析
1.2 フーリエ変換
第2章 信号の窓フーリエ変換,ウェーブレット変換
2.1 窓フーリエ変換
2.2 連続ウェーブレット変換
2.3 信号のガボールウェーブレット変換
2.4 離散ウェーブレット変換
2.5 サンプルプログラム:離散ウェーブレット変換
第3章 信号処理への応用
3.1 不連続信号の検出
3.2 相似相関
3.3 信号に含まれたノイズの除去
3.4 建築物の観測波形のウェーブレット変換によるシステムパラメータの同定
3.5 サンプルプログラム:信号のノイズ除去
第4章 画像処理への応用
4.1 画像データ圧縮
4.2 表面欠陥検査
4.3 テクスチャ画像の領域分割
4.4 劣化画像の復元
4.5 サンプルプログラム:画像データの圧縮
内容説明
本書は、信号処理や画像処理に携わる技術者、研究者諸氏、および、ウェーブレットの工学的応用を研究のテーマに選ぼうとする学部学生ならびに、大学院学生諸君に向けて書かれている。読者がウェーブレットのもつ基本的性質を理解し、自在にそれを活用できるようになることを手助けする本である。そのために、理論とその応用について初学者にもわかりやすいように、平易に解説されている。本書では、数学的厳密さを追求するよりも、平易な解説を行うことに力点をおいた。本書の題目に示したように、ウェーブレットを信号処理・画像処理のための強力なツールの1つとして自在に活用するためのガイドブックである。
目次
第1部 基礎編(信号のフーリエ級数、複素フーリエ級数展開とフーリエ変換;信号の窓フーリエ変換、ウェーブレット変換)
第2部 応用編(信号処理への応用;画像処理への応用)