環境化学計測学―環境問題解決へのアプローチ法としての環境測定

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環境化学計測学―環境問題解決へのアプローチ法としての環境測定

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  • サイズ A5判/ページ数 260p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784320071605
  • NDC分類 519.15
  • Cコード C3050

出版社内容情報

●内容
  本書は環境汚染対策としての環境解析・監視のための測定学の書である。はじめに、測定の目的と測定対象としての環境、環境中の汚染物質の挙動を解説し、環境計測の基礎的事項とともに、環境測定パターンと測定手法など共通な要素に触れている。次に、ガス・粒子状物質・水質汚濁物質の検出原理と測定機器を解説するとともに、測定の不確かさと精度管理方法が述べられ、さらに、環境測定で重要なサンプリングの考え方と採取器材と方法と頻用される簡易法、種々のスケールの環境モニタリングについて説くとともに、環境調査と環境計測のデザインを行うための指針を示す。後半は環境測定の実際として(1)空気及び水質、(2)室内環境、(3)作業環境、(4)廃棄物・土壌・汚泥について具体例について詳述する。このほか、環境測定の小史も含む環境測定方法の確立と機器の開発に加えて、実験室環境の管理、環境測定への統計学の適用および測定器材にも触れられている。

●目次
第1章 環境汚染と化学計測
1.1 測定対象としての環境
1.2 環境と化学計測
1.2.1 測定対象と対象汚染物質
1.2.2 測定の目的

第2章 環境中の汚染物質の挙動
2.1 大気環境
2.1.1 空気の組成と物性
2.1.2 大気汚染物質の存在形態と生成機構
2.1.3 空気中での汚染質の挙動
2.2 水環境
2.2.1 地球環境と水
2.2.2 水質汚濁物質の存在形態
2.2.3 挙動
2.3 分布と変動

第3章 環境計測の基礎
3.1 濃度と暴露量
3.2 計測システム
3.3 計測と分析
3.4 計測機器の性能

第4章 測定パターンと測定手法
4.1 測定パターン
4.1.1 定性定量の精度による分類
4.1.2 サンプリングによる分類
4.2 空気環境の測定手法
4.2.1 手分析
4.2.2 濃度計
4.2.3 自動測定器
4.3 水質環境の測定手法
4.3.1 採水方法による分類
4.3.2 前処理による分類

第5章 検出原理と測定機器
5.1 ガス
5.1.1 光学的方法
5.1.2 電気化学的方法
5.1.3 熱的方法
5.1.4 イオン化法・磁化法
5.2 浮遊粒子
5.2.1 ろ過捕集-秤量法
5.2.2 濃度計
5.2.3 粒径分布の測定および分粒法
5.3 水質測定機器
5.4 分析機器
5.5 連続分析器

第6章 測定の不確かさと精度管理
6.1 機器測定における不確かさ
6.2 環境試料測定における不確かさ
6.3 不確かになる要因とその対策
6.4 環境試料の機器分析における不確かさの低減
6.5 精度管理
6.5.1 公定法とトレーサビリティ
6.5.2 標準試料
6.5.3 較正

第7章 サンプリング
7.1 サンプリングの考え方
7.1.1 層別化
7.1.2 無作為化
7.2 空気試料のサンプリング器材と方法
7.2.1 捕集機材
7.2.2 吸引ポンプ
7.2.3 パッシブサンプラー
7.2.4 個人サンプラー
7.2.5 適用指針
7.3 水のサンプリング機材と方法
7.3.1 サンプリング機材
7.3.2 サンプリング方法
7.4 固体試料

第8章 モニタリング
8.1 地域環境モニタリング
8.2 発生源モニタリング
8.2.1 大気汚染発生源
8.3 地球規模大気汚染

第9章 簡易測定法と測定の簡易化
9.1 簡易法の定義と意義
9.2 簡易法の歴史
9.3 簡易法の原理と種類
9.3.1 簡易法の原理
9.3.2 検知管法
9.3.3 簡易法の種類
9.4 簡易法と簡易法の適用

第10章 環境調査と環境計測のデザイン
10.1 環境調査
10.1.1 手順
10.1.2 実施方法
10.2 計測方法と条件の決め方
10.2.1 計測法の決め方
10.2.2捕集-定量法における測定条件の設定

第11章 環境測定の実際 (1)空気及び水質
11.1 排ガス中の金属成分の測定
11.1.1 サンプリング
11.1.2 試料溶液の調整
11.1.3 分析方法
11.2 自動車排気ガス
11.3 環境水中の内分泌かく乱物質

第12章 環境計測の実際(2)室内環境
12.1 室内空気汚染と測定
12.1.1 室内汚染と汚染物質
12.1.2 室内空気質の測定
12.2 精密分析法
12.2.1 DNPH法によるアルデヒドの測定
12.2.2 キャピラリーガスクロマトグラフによるVOCの測定
12.3 無機ガスの測定方法
12.4 粒子状物質濃度測定方法
12.4.1 重量濃度
12.4.2 個数濃度
12.4.3 微生物とアスベスト
12.5 現場測定法

第13章 環境測定の実際(3)作業環境
13.1 作業環境管理における計測
13.2 作業環境管理と測定法
13.2.1 非定常的作業環境の管理と測定法
13.2.2 定常的作業環境の管理と測定法
13.2.3 連続測定によるモニタリング法
13.2.4 統計的定期測定法
13.2.5 発散源および個人ばく露量管理のための測定法
13.3 作業環境測定に用いられる測定方法と適用指針

第14章 環境測定の実際(4)廃棄物・土壌・汚泥
14.1 廃棄物
14.2 土壌および汚泥中の汚染物質

第15章 環境測定方法の確立と機器の開発
15.1 環境測定の歴史
15.1.1 環境測定技術の進歩
15.1.2 測定対象物質の測定方法の進歩
15.2 環境測定方法の研究
15.2.1 検知管による簡易測定方法の確立
15.2.2 センサの研究と機器開発

第16章 実験室環境の管理
16.1 実験室環境
16.2 測定作業の安全衛生

付録1:環境測定への統計学の適用

内容説明

著者の永年にわたる“環境化学計測”にかかわる研究と講義や講演をもとに編まれたもの。測定の理念やその測定方法の選択指針を述べ、環境測定の体系の全体を概観し、相互関係に踏み込んでいる。

目次

環境汚染と化学計測
環境中の汚染物質の挙動
環境計測の基礎
測定パターンと測定手法
検出原理と測定機器
測定の不確かさと精度管理
サンプリング
モニタリング
簡易測定法と測定の簡易化
環境調査と環境計測のデザイン
環境測定の実際1―空気および水質
環境測定の実際2―室内環境
環境測定の実際3―作業環境
環境測定の実際4―廃棄物・土壌・汚泥
環境測定方法の確立と機器の開発
実験室環境の管理

著者等紹介

堀雅宏[ホリマサヒロ]
1968年横浜国立大学工学部卒業。同大学工学部助手、助教授を経て、1997年より教育人間科学部教授。2000年より大学院環境情報研究院教授を兼任して、現在、国立大学法人横浜国立大学教育人間科学部自然環境講座兼大学院環境情報研究院人工環境と情報部門教授・工博。この間に、環境庁悪臭物質簡易測定法検討会委員、JIS“ガス除去フィルターの性能試験方法”“排ガス中金属分析方法”などの原案作成委員会主査、中災防作業環境管理法検討委員会委員などを歴任。現在、JIS“室内環境中揮発性有機化合物定量方法”原案作成委員会主査、(社)ダストコントロール協会理事、神奈川県労働局粉塵指導委員、川崎市廃棄物処理施設専門家会議主査、日本建築学会室内空気質小委員会TVOCに関するアカデミックスタンダード主査(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。