出版社内容情報
【解説】
数学の教育・研究にコンピュータが果たす役割を主題に,様々なエピソードを交えて興味深く解説。また,数学文化を取り巻く種々の課題にも言及。
【目次】
数学とコンピュータの関連・数値解析の誕生・数式処理他
目次
1章 数学とコンピュータの関連
2章 数値解析の誕生
3章 数式処理
4章 数学の変化と教育の課題
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ハンギ
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数学者・一松信さんによる数学とコンピュータの関わりについて述べた本。コンパクトとは言えないけど、コンピュータの登場によって大きく数学も様子を変えてきたということがわかった。その他にも数学教育の将来などについても述べている。ただやや管理者側から述べたものであり、詳しく丁寧な解説は、その内容ごとにほかの専門的な本を参照した方がいいと思う。この本もけっこう専門的な内容ですけど、概観したいという人向きだと思います。あんまり咀嚼できなかったけど、数値解析と数式処理の話は面白かった。こぼれ話も面白かった。2012/08/24