これから論文を書く若者のために (大改訂増補版)

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  • サイズ A5判/ページ数 301p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784320005716
  • NDC分類 407
  • Cコード C3040

目次

第1部 論文を書く前に(研究を始める前に;なぜ、論文を発表するのか ほか)
第2部 論文書きの歌:執筆開始から掲載決定まで(前奏 ズチャチャチャ ズチャチャチャ;構想練ったら雑誌を決めよう必ずあそこに載っけるぞ ほか)
第3部 論文を書き上げるために(効率の良い執筆作業;なかなか論文を書けない若者のために ほか)
第4部 わかりやすく、面白い論文を書こう(誰のために書くのか;わかりやすい論文を書こう ほか)
付録の部 論文の審査過程(学術雑誌の編集に関わる人たち;論文の審査過程)

著者紹介

酒井聡樹[サカイサトキ]
1960年10月25日生まれ。1989年3月東京大学大学院理学系研究科植物学専門課程博士課程修了。東北大学大学院生命科学研究科・助教授・理学博士。専門分野は進化生態学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

出版社内容情報

●内容
 2002年5月初版1刷発行以来、実に多くの若者の論文書きのバイブルになった通称"これ論"の大改訂・増補版である。大改訂・増補した結果、総ページ数は68頁分(25%)ボリュームアップした。しかし定価本体は100円(4%)しか上がらない。カバーデザインはナイターバージョンに変わった。

大改訂増補のポイントは次のとおり:
(1) 初版では弱かった、「論文をいかに書き上げるか」の説明を充実させた。論文で書くべきことを知っただけでは、論文を書き上げることはできない。どうすれば、効率よく執筆できるのか、挫けずに論文を完成させることができるのか。こうしたことを知ることは、論文を書き上げる上で非常に大切である。改訂版では、この説明を大いに強化した。

(2) いろいろな部分の解説を、大幅にバージョンアップした。初版出版以降に考えたことを、数多く書き加えた。説明不足だったところも書き直した。特に、イントロの書き方・考察の書き方・文献集めの方法・レフリーコメントへの対応法・わかりやすい論文を書くコツ等を、大改訂した。これにより、より有益でわかりやすい本に生まれ変わったと思っている。

●目次
第 1 部 論文を書く前に
第 1 章 研究を始める前に
1.1 論文とは何か
1.2 学術的意義を問う
第 2 章 なぜ,論文を発表するのか
2.1 なぜ,論文を発表するのか
2.2 論文は,あなたが得た研究成果の価値を認めてもらうために書く
2.3 論文を発表しなくてはいけない世俗的理由
2.4 書くことはためになる
第 3 章 論文を書く前に知っておきたいこと
3.1 論文は学術雑誌に発表する
3.2 論文の種類
3.3 論文は英語で
3.4 論文発表と学会発表の違い


第 2 部 論文書きの歌:執筆開始から掲載決定まで
前奏 ズチャチャチャ ズチャチャチャ ♪
前.1 どこまで研究が進んだら論文にしてよいのか
前.2 共著者の再確認と著者の順番
1 番 構想練ったら雑誌を決めよう 必ずあそこに載っけるぞ
1.1 構想を練る
1.2 投稿先を決める
2 番 タイトル短く中身を要約 書き手のねらいをわからせよう
2.1 良いタイトルを付けよう
2.2 良いタイトルとは
2.3 良いタイトルの付け方
3 番 イントロ大切なにをやるのか どうしてやるのか明確に
3.1 イントロダクションでは何を書くべきなのか
3.2 良いイントロダクションの例
3.3 「どうしてやるのか」が書いていないイントロダクション
3.4 わかっていないからやるのか
3.5 研究の意義を認めてもらうためには
3.6 イントロダクションのコツ:イントロ折り紙に挑戦
4 番 マテメソきちっと情報もらさず 読み手が再現できなくちゃ
4.1 研究方法の説明を書く目的
4.2 読者に示すべき情報
4.3 見出しの効用
5 番 いよいよリザルト中身をしぼって 解釈まじえず淡々と
5.1 無駄なデータを削る
5.2 わかりやすい形でデータを提示する
5.3 データが持つ情報を短い言葉にまとめる
5.4 その他の注意事項
6 番 山場は考察あたまを冷やして どこまで言えるか見極めよう
6.1 考察を書くのは楽しいことである
6.2 考察で書くべきこと
6.3 考察を書くときの注意事項
7 番 関連研究きちっと調べて 引用するときゃ正確に
7.1 引用の形式
7.2 文献を引用するときに気をつけること
7.3 その他の注意事項
8 番 本文できたらアブスト書こうよ 主要なフレーズコピーして
8.1 アブストラクトは,本文が完成してから書く
8.2 アブストラクトを書く心がまえ
8.3 良いアブストラクトとは
9 番 複雑怪奇な図表はいけない 情報減らしてすっきりと
9.1 本文を読まなくても理解できる図表にする
9.2 単純な図表にする
9.3 関連するデータはまとめて示す
9.4 図にするべきか,表にするべきか
9.5 図表を作るときの注意事項
10 番 文献集めと文献管理は 日頃の努力が大切だ
10.1 文献情報の収集方法
10.2 文献の入手方法
10.3 文献管理の仕方
10.4 いつ,文献収集を行うべきか
11番 完成したなら誰かに見せよう 他人のコメント必要だ
11.1 なぜ,他人のコメントが必要なのか
11.2 原稿を読んでもらうときに気をつけること
12番 お世話になったらお礼を言わなきゃ 一人も残さず謝辞しよう
12.1 なぜ,謝辞を述べるのか
12.2 誰に対して謝辞するべきか
12.3 謝辞の述べ方
13番 最後の仕上げは英文校閲 英語を磨いて損はない
13.1 英語が悪いことの実害
13.2 誰に,英文校閲をしてもらうべきか
13.3 いつ,英文校閲に出すのか
14 番 いよいよ投稿ファイルを確認 ネットにつなげて慎重に
14.1 投稿規定と最新号をよく読む
14.2 投稿の仕方
15 番 いつまで経っても返事が来なけりゃ 控えめメールで問い合わせ
15.1 原稿受け取りの問い合わせ
15.2 論文審査進行状況の問い合わせ
16番 レフリーコメントなるべく従え できないところは反論だ
16.1 リジェクトか否か
16.2 レフリーコメントの完全理解
16.3 一旦リジェクトの場合:同じ学術雑誌に再投稿するべきか
16.4 論文の改訂:これからすべきこと
16.5 論文を改訂する上での心がまえと約束事
16.6 コメントへの対応の仕方
16.7 改訂内容を説明する手紙の書き方
16.8 改訂稿の返送
17番 リジェクトされても挫けちゃいけない 修正加えて再投稿
17.1 リジェクトなど気にしてはいけない
17.2 さあ,再投稿しよう
18番 このうた歌えば必ず通るよ 自分を信じてがんばろう
アンコール 論文出たなら宣伝しなくちゃ 別刷り抱えて出かけよう


第 3 部 論文を書き上げるために
第 1 章 効率の良い執筆作業
1.1執筆に向けての心がまえ
1.2 執筆作業の進め方
1.3 執筆を進める上での注意事項
第 2 章 なかなか論文を書けない若者のために
2.1 なかなか論文を書けない理由
2.2 先送り症候群
2.3 論文を書き上げるための対処法
第 3 章 修士論文・博士論文は,初めから投稿論文として書こう
3.1 なぜ,初めから投稿論文として書くべきなのか
3.2 「初めから投稿論文として書く」とはどういうことか
3.3 修士課程を修了して就職する方へ


第 4 部 わかりやすく,面白い論文を書こう
第1 章 誰のために書くのか
1.1 何のために書くのか,誰のために書くのか
1.2 論文が対象とする読者の特徴
1.3 改めて,誰のために書くのか
第 2 章 わかりやすい論文を書こう
2.1 わかりやすくすることに全力を尽くせ
2.2 文章理解のしくみ
2.3 わかりやすい論文を書くコツ
第 3 章 面白い論文を書こう
3.1 こんな論文はつまらない
3.2 面白い論文の条件
3.3 あなたにとってベストの論文をとにかく書こう


付録の部 論文の審査過程
1.1 学術雑誌の編集に関わる人たち
1.2 論文の審査過程