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アナキズム〈1〉思想篇 (復刊版)

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  • サイズ B6判/ページ数 339p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784314009171
  • NDC分類 309.7
  • Cコード C0031

出版社内容情報

歴史の流れに抗するアウトサイダーの軌跡。

あらゆる権力の支配を拒絶し、まったき個人の自由意志を追求するアナキズム。近代社会の物質主義や画一化に挑戦しつつ、閉塞の時代
に不死鳥のごとく甦るこの思想の系譜を通覧する名著。トルストイ、クロポトキン、ゴドウィン、プルドン、バクーニンといった人物に焦点をあて
るⅠ巻。ヨーロッパおよび南北両アメリカにおけるアナキズム運動を克明にたどるⅡ巻。

あらゆる権力の支配を拒絶し、個人の自由意志を追求、近代社会の流れに抗すアウトサイダーの思想的系譜と行動の軌跡を通覧する。<初版1968年>

内容説明

本書は、アナキズムの思想と運動について国際的にも水準の高い通史であって、従来知られていなかった人物や事実についても詳しく考察されている。

目次

1 プロローグ
2 系図
3 理性の人(ウィリアム・ゴドウィン)
4 エゴイスト(マックス・シュティルナー)
5 逆説の人(ピエール‐ジョゼフ・プルドン)
6 破壊の衝動(ミハイル・バクーニン)
7 探検家(ピョートル・クロポトキン)
8 予言者(レフ・トルストイ)

著者等紹介

ウドコック,ジョージ[ウドコック,ジョージ][Woodcock,George]
1912年、カナダ生まれ。イギリスで教育を受け、鉄道や農業において、また評論家や編集者として働き、1949年帰国。ワシントン大学を経て、ブリティッシュ・コロンビア大学準教授を務めた。また、Canadian Literature誌の編集者、Dissent誌の編集顧問でもあった。1995年逝去。歴史、評論、伝記、旅行記、詩など著作多数

白井厚[シライアツシ]
1930年、東京生まれ。慶応義塾大学経済学部卒業。経済学博士。現在、慶応義塾大学名誉教授、帝京平成大学教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あかふく

2
自分の取る態度として引きつけて理解するつもりだったもののどうしても対象化してしまう。一つ、アナキズムとプリミティヴィズムの関係は言及されないながら端々に見えていて、ルソー(微妙な形)、モリスなどが媒介になっている。「素朴」であることを称揚する。もう一つ、「アナキズムと◯◯」と考えたときに「怪物」が可能性として見える。バーバラ・スタフォードは怪物を「アナーキーな糾合」と表現していたが、思いのほか深かったのではないか、と。異なるものを繋ぎ合わせる形態。クロポトキンとダーウィニズム。2014/02/13

ロルカ

1
主だったアナキストを伝記風に紹介している。フランス革命あたりの知識がないので事件のつながりがよくわからんが、それぞれの思想はつかみやすい。2014/07/07

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