まちづくりの「経営力」養成講座

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  • サイズ A5判/ページ数 236p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784313814189
  • NDC分類 601.1
  • Cコード C0052

内容説明

原因と結果から問題を見極める論理的思考、価値あるサービス・商品を作るための戦略、事業に適した“人が活きる”組織づくり、収益を上げ、適切に投資する事業会計。計画を着実に実行するプロジェクト・マネジメント。「補助金頼み」「ボランティア任せ」「イベントばかり」の活動から抜け出し、継続して成果を出せる事業にするための考え方がわかる。

目次

論理性を身につける―ロジカル・シンキング
まちづくり事業の戦略を立てる(まちづくりに戦略はどのように役立つのか;取り巻く環境から事業を分析する;自分たちの制約から事業を考える;目標を立てる;戦略を立てる)
まちづくり事業の組織をつくる(まちづくり組織の設計;まちづくり組織の運営)
まちづくり事業に会計を活かす―財務・管理会計
計画を着実に実行する―プロジェクト・マネジメント

著者等紹介

木下斉[キノシタヒトシ]
有限責任事業組合市街地経営研究機構代表。熊本城東マネジメント株式会社代表取締役。株式会社商店街ネットワーク代表取締役。1982年東京生まれ。早稲田大学高等学院、早稲田大学政治経済学部政治学科卒業、一橋大学大学院商学研究科修士課程修了。高校1年から商店街活性化に取り組む早稲田商店会のプロジェクトに参画。2000年、高校3年時に「株式会社商店街ネットワーク」の設立に参画、初代社長に高校生で就任。同年、新語・流行語大賞を「IT革命」にて受賞。その後、経済産業研究所や東京財団の研究員等も務め、毎日新聞社フジタ未来経営賞学生奨励賞等、各種論文賞を受賞。現在は全国アライアンスで商店街・まちづくり会社の新規事業を開発している。その他中小機構・中心市街地活性化/商店街アドバイザー、アトム通貨実行委員会本部事務局長、NPO法人まちづくり協会理事、NPO法人グリーンバード・エグゼクティヴアドバイザーなどを務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

メタボン

22
☆☆☆ まちづくりに限らずプロジェクトを遂行するための基本的な理論について書かれた本。利益を事業に再投下していくこと、人を参画させ活用していくことが特に大事である。具体例についてもう少し言及があれば良かった。2015/12/23

えちぜんや よーた

6
「まちづくり」とタイトルは書いていますが、事業経営に全般について全体を概観するための良書だと思います。物販、サービス提供、組織運営、管理会計など専門的なことについての言及は多くありませんが、「まちづくり」の主語を「会社経営は」とか「NPO法人運営は」と読みかえれば、いろいろな立場の方が読める本だと思います。個人的には徳島県・上勝町の「ツマモノ」販売事業がすごく気に入りました。2012/06/03

snzkhrak

4
最近まちづくり組織について考える機会が増えたことから選書。大企業でもきちんとした「経営」ができているかというと必ずしもそうではない中、著者はまちづくり組織においても「経営」が求められていると言う。私自身まちづくりであろうと何であろうと、何か事業をやろうとすれば、情熱とともに経営力、これが必要であると日々感じている。2013/02/03

かずさん

3
「まちづくり」や「地域活性化」と言うと何となく漠然とした印象を受けますが、活動の目的や取り組む課題を定義し、やるべきことをブレイクダウンして考えていくと、そこに「経営」の視点が必要であることがわかります。本書は、とても具体的な経営指南書となっていて、経営するにはこの位は考えなければならないよ、とわかりやすく示してくれている有り難い本でした。2015/02/19

海老庵

3
街作りとタイトルにはあるけど、起業全般に使える良書。街作りやNPOのとりまとめで一番面倒なのは、人の意識とスピード感を揃える事なんだけど、それはこの本の範疇ではないかな。CSRを超えたCSV(Create Shared Value)をポーター教授が提唱しているけれども、この本に従ってソーシャルビジネスとして街作りが正しく回せるようになれば、その新しい価値が提供出来るようになると思う。正しく利益を出して正しく再投資する事で持続可能なビジネスにする事が大事なんだよね。2013/09/12

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