内容説明
わが国には今なお多数の古墳が残っている。そして発掘調査を通して、古代史の謎が解明されてきた。しかし、まだたくさんの謎がのこされている。古墳とは何か、いつ、どのようにして出現したか、だれが何のために造営したか、等々の問題もその一つだ。本書は、こうした疑問をもった著者が、各地の古墳を巡り、遺跡の発掘調査をしながら考古学を学んでいく姿を通して、古墳の謎に答える。
目次
わが国古墳研究の実情
古墳のおこりと大陸文化の影響
私の古墳めぐり
古墳の形態と埴輪、石のことなど
特異な群馬県の古墳文化のはなし
上毛野氏の活躍と帰化人の文化移植
赤城の神の信仰をめぐって