ふくろうの本
図説 海賊

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  • サイズ A5判/ページ数 127p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784309760841
  • NDC分類 368.5
  • Cコード C0322

内容説明

海の悪魔か、自由な冒険者か。終わることのない破壊と掠奪の果て、波の彼方に彼らは何を見たのか。大海を血に染め、国家・社会を震え上がらせた海賊たちの、紀元前13世紀にまで遡る航跡を追う。

目次

第1章 地中海の悪魔―古代世界
第2章 北からやってきた男たち―中世
第3章 イスラムの脅威―バルバリアの海賊
第4章 大西洋の死闘―私掠船の時代
第5章 バッカニア、海を駆ける―黄金時代
第6章 黄昏のカリブ海―海賊時代の終焉

著者等紹介

増田義郎[マスダヨシオ]
1928年、東京生まれ。1950年、東京大学卒業。東京大学教授を経て、東京大学名誉教授。専攻は文化人類学、イベリア・イベロアメリカ文化史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

財布にジャック

34
クライトンの「パイレーツ」やスティーブンスンの「宝島」を読む前に、海賊について予習しました。もともと海賊好きなので興味深く読めました。余談ですが、私の名前の財布にジャックのジャックは、「パイレーツ・オブ・カリビアン」のジャック・スパロウのジャックからとったんです。2010/07/13

白義

10
西洋海賊史を短く分かりやすくまとめていて、絵画や写真も豊富、目で読む海賊史という感じ。特に気合を入れて書かれているのがアイルランド西岸の海賊女王グレイス・オマリで、卓抜した政治的、軍事的指導力で、これまた海賊とは因縁深いエリザベス女王のイングランドと戦った、荒くれ者揃いの海賊たちの中でもひときわ個性的な印象をあたえる女傑である。最後はエリザベス一世に屈しイングランドの戦士となったが、会見においても臆することがなく対等に渡り合ったという。ウルージをはじめ、海賊には政治的力を持ったものも多いことがよく分かる2015/08/28

rbyawa

2
a114、海賊ってのがそもそもなにか、と言えばまあ海に生きる非合法な人くらいしか確かに言い様がないというか、人類が海に出た頃にはもういただろうね、というのももっともなのだけれども、少なくとも逆に「山賊ってなに?」という疑問は特にないんですよね、海賊だけなんだか他のニュアンスがあるような。この本の中では確かにまあイラスム圏の(元キリスト教徒を多く含む)海賊の記録などもあるものの、基本的には海賊と私掠船、政府公認の略奪船に関しての記述が多く、ほとんどヨーロッパ近縁。まあまあかな?2010/06/10

takao

1
ふむ2021/08/03

yagian

1
さまざまな時代、地域での海賊史。バッカニアについては少々美化しすぎているかもしれない。この本で扱われている海賊と、倭寇や現代の海賊(ソマリア沖)との比較、ホブズホームが扱う「匪賊(バンディット)」との関係などにも言及してほしかった(それは自分が調べて書くべきか?)。2015/01/04

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