内容説明
華やかなハプスブルク帝国の落日を背景に、歴史上最も多彩で絢爛たる文化の輝きをしるしたウィーンの世紀末。建築、美術、工芸、ファッション、音楽、文学、哲学、思想…あらゆる分野で、来たるべき時代を拓いた豊かな才能がひしめいていた。今も残る天才たちの足跡を求め、実際に街を歩いて得た豊かな情報を満載した決定版ウィーン・カルチュア・ガイド。
目次
世紀末の都市改造
リング通りと聖シュテファン大聖堂
ウィーン1区を行く
アウガルテン橋のたもとからプラターへ
リング―郵便貯金局からヴィトゲンシュタインの家まで
ベルヴェデーレ宮殿と二十世紀美術館
リング―楽友協会からヴァーグナー・ヴィラまで
花開くカフェ文化
ハプスブルクの王宮へ
リング―ブルク劇場からアム・シュタインホーフ教会まで
リング―フロイト記念館からマーラーの墓まで