- ホーム
- > 和書
- > 人文
- > 文化・民俗
- > 文化・民俗事情(日本)
内容説明
“霊魂”の多様なイメージを追究する。人間の心の奥底に迫る「怪異」と「不思議」の世界。さまざまな分野にひらかれた新しい民俗学大系(全8巻)の全貌が明らかに。各巻巻末に小松和彦の書き下し解説を付す。
目次
1 総論
2 幽霊のイメージ
3 芝居と幽霊
4 文芸と幽霊
5 幽霊思想の周辺
著者等紹介
小松和彦[コマツカズヒコ]
1947生。国際日本文化研究センター教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
T-hiro
0
むかーし、京極夏彦の小説が好きだった頃に、民俗学的な視点での妖怪、と言うものに興味がわき、この「怪異の民俗学」シリーズの「1.憑きもの」を買った物の全然太刀打ちできずにまともに読めず、積読になってた折に、そのシリーズの「6.幽霊」がパリのBook Offにあったので25EURで購入して、でも長らく積読してた本。もはや何がなんだか…。閑話休題、日本の幽霊に関する論文を集めた本で、幽霊とは何ぞやとか、そのイメージはどういうものかとか、芝居とか文芸とのかかわりはどうかとか、色々なテーマで日本の幽霊に迫った本。2017/09/18
茅野
0
ザッと一周。論文集の形になっていて、それぞれ著者によって意見が異なるのが面白い。2020/09/15
たっきー
0
幽霊研究における基本文献。民俗学や国文学の研究者の論文が収められている。幽霊を研究すると言うと奇異の目で見られるが、幽霊という思想は哲学であり科学であり、日本人を知る上で重要なキーだと思う。2004/01/01