内容説明
おばけえんとつ、銀座、竹芝桟橋、四谷土手、千登世橋、上中里不動尊、矢切の渡し、神田明神、上野駅…名所だけでなく、何気ない町角のたたずまいを、ふとなぜか無意識に強烈に想い出すことがある。そんな誰もがもつ、記憶の奥に刻まれた風景がたたえる「安らぎ」を掬いとり、懐かしく追体験させてくれる、もうひとつの東京案内。
目次
おばけえんとつ(北千住)
銀座
ガード際の屋台(新幸橋)
竹芝桟橋
芝浦
五反田
ビール工場(恵比寿)
東京モスク(代々木)
善福寺(杉並)
原宿駅〔ほか〕
著者等紹介
安住孝史[ヤスズミタカシ]
1937年、東京生まれ。画家を志し大学を中退、アルバイトをしながら70年初個展。72年絵筆を折り、タクシー運転手専業。78年、「江戸っ子」誌に東京風景連載開始。84年運転手を止め画業専念。86年以後、個展など多数
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