内容説明
「世の中いつまでも不公平、不平等。そんな社会のカラクリ、知らんとアホ見るで！」人生勝ちあがるには運と才能だけじゃダメ。厳しい現実を見据えつつ、地に足つけて生き抜く唯物論的戦術も身につけなければならない…。気休め、建て前一切ナシ！青木雄二がガチンコで説く、目からウロコの“人生の勝ち組となるための極意”の書・中巻。
目次
序章 日々の生活に追われて、そこで甘んじていては何も変わっていかんのや。そこをよう考えてや
第１章 団結しなければ、労働者に明日はない
第２章 社会のカラクリ、知らんとアホみるで
第３章 あたりまえやで、根本を変えな何も変わらん
第４章 もっと現実をよう見いや
第５章 マルクス、ドストエフスキーに学べ
第６章 勝ち組になるには、覚悟と貪欲さが必要なんや
第７章 頭を鍛えろ、それが天下取るための最強の武装や
著者等紹介
青木雄二［アオキユウジ］
１９４５年京都府生まれ。岡山県立津山高校卒業後、鉄道会社、町役場、キャバレー、パチンコ店等の勤務を経て、デザイン会社を設立。１９８９年「アフタヌーン」投稿作で漫画新人賞入賞、これを契機に翌９０年より「コミックモーニング」で連載開始した「ナニワ金融道」で一躍人気漫画家に。９７年漫画家卒業宣言
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感想・レビュー
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nobody
8
「この社会がどういうものであるのか。人間とは何であるのか。そして、生活とは、幸せとはなんであるのか」。なんという含蓄か。青木には訊いてみたいことがいくつもあった。収奪なき豊かさは可能か、権力は社会に必要か等々。共産主義社会の実現は200年後、早くて100年後というが、青木の死後であればいずれにしろ意味をもたない。だがやはり、民衆は共産主義革命を究極的には望んでないと思う。いかに矛盾や搾取があるとしても。やはり鏡なのだ。醜悪な権力=体制の姿は醜悪な民衆自身の姿なのだ。青木流に寄せていえば、民衆は東京の摩天楼2021/12/03
