内容説明
元プロ野球選手１６人、それぞれの人生の軌跡。
目次
森山正義（元阪神・ロッテ外野手）―団子屋
柴田保光（元西武・日本ハム投手）―味噌と漬物
長田博幸（元日本ハム捕手）―ブルペンの誇り
郭源治（元中日投手）―夜間降下
永渕洋三（元近鉄・日本ハム外野手）―一六八センチ
定岡徹久（元広島・日本ハム外野手）―兄貴
横山忠夫（元巨人・ロッテ投手）―番外地
坂口慶三郎（元阪神外野手）―あかんたれ
大羽進（元広島・東映投手）―スズメ
安仁屋宗八（元広島・阪神投手）―本土
有沢賢持（元ヤクルト投手）―札幌
石井雅博（元巨人・阪神外野手）―自由が丘
市川和正（元大洋・横浜捕手）―初恋
前泊哲明（元大洋投手）―西表
香川伸行（元南海・ダイエー捕手）―二十一年目の再会
大田卓司（元西鉄・太平洋。クラウン・西部外野手）―仕事人
著者等紹介
森哲志［モリテツシ］
朝日新聞東京本社社会部記者
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ライアン
10
かなり久しぶりに再読。ユニフォームを脱いだその後の人生を描いたもの。元巨人石井の結婚と慣れないサラリーマン生活の話が好き。新天地で頑張ってる姿を見ると「自分も頑張ろう」と思えてくる。2016/01/13
ライアン
5
久しぶりに読んだ。石井と柴田の話が好きだな2021/07/07
SU
3
どれも良かった！その中で一番印象的だったのは、28歳でプロ入り、33歳で打撃投手から現役にカムバックした有沢賢持さんの話。2014/03/20
Stair512754
0
活躍した人も、そうでない人にも 必ず訪れる引退の時 そして引退後の人生の方が長いという現実 改めて思った 「プロ野球選手」というのもあくまでひとつの職業なんだなと だからもちろん「向き、不向き」があるのだなと どんなに野球の才能があって、期待されていたとしても 「プロ」としては向かない人だって存在して 向かないのにプロの世界に入り込んでしまったなんてケースは 当人にも周りの人にとっても、不幸以外の何物でもない そんな事例も詳らかにしながら 抑制の効いた文章で、読ませてくれます2011/12/22
