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古木の桜はなにを見てきたか―老いてなお華麗に生きるいのちの美を求めて

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  • サイズ B6判/ページ数 159p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784309251677
  • NDC分類 479.75
  • Cコード C0076

内容説明

永い歳月、風雪にたえてきた巨樹古木の桜たち。日本人の心と歴史を見守り続けてきた彼らが私たちに語りかけてくるものは―。

目次

真鍋小学校の桜―毎春、六年生が新入生を背にして巡るおんぶの桜
神代桜―日本武尊が植えたとされる伝説の老桜の迫力
山高のエドヒガン―南アルプスを背に静かに生命を紡ぐ孤高の桜
久保の桜―恋人を偲び植えた桜は、老いてなお華麗に生きる
草岡の桜―久保の名桜を凌ぐ巨木は、素材な生命の暖かさを湛える
釜の越桜―自然を優先させる善意が老桜を返り咲かせた
薬師桜―瀕死の老桜は蘇り、千年の巨幹が語りかける
子守堂の桜―いつの世も変わらぬ、子を慈しむ親心を見守る霊木
三春滝桜―千年の樹霊が重厚に華やぐ名木
神田の大糸桜―八ヶ岳連峰の残雪に神木の紅色が映える〔ほか〕

著者等紹介

宗方俊〓[ムネカタトシユキ]
1933年、東京生まれ。東京教育大学理学部植物学科卒業。戦後全国初の公立全寮制・都立秋川高校の創立に参加。以降、通算26年間勤務し、同校で校長として定年を迎える。定年後、「生命とは何か?生きているとはどういうことか?」の答えを求めて、桜の巨樹・古木を訪ねる旅を続けている。現在まで、訪れ樹に触れ、その内なる声に耳を澄ませた巨桜は800本を超える。多摩の寺院研究のほか、科学写真の専門家でもある
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