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無人島 1953‐1968

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  • サイズ B6判/ページ数 309p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784309242941
  • NDC分類 135.5
  • Cコード C0010

内容説明

単行本未収録の論考・対談・インタヴューを編んだドゥルーズ思考集成。多彩にして一貫した思考のきらめきが哲学者ドゥルーズの誕生を告げる。

目次

無人島の原因と理由
ジャン・イポリット『論理と実存』
本能と制度
ベルクソン、1859‐1941
ベルクソンにおける差異の概念
カフカ、セリーヌ、ポンジュの先駆者、ジャン=ジャック・ルソー
カントの美学における発生の観念
レーモン・ルーセル、あるいは真空嫌悪
パタフィジックを創造することでジャリは現象学への道を開いた
「彼は私の師だった」〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

白義

14
高校生時代に一度読んでさっぱりだったが、今読むと初期ドゥルーズの入門として、彼を通した各哲学者を読みとく助けとして極めて分かりやすかった。特に初期で重要なのはベルクソン論、ベルクソンの拡張としてのドゥルーズだろう。ベルクソンは時計的、数量的な時間、生命観を否定し、充実した時間と退屈した時間等、様々な時間や経験固有のリズムと持続への思考に我々を切り開いた。それを、ありとあらゆる経験に全面的に拡張し、さらにそれを体感させるにふさわしい文体をうみだしたのが、ドゥルーズの差異の哲学だと言える2013/11/03

Bartleby

7
小論「本能と制度」を。本能と制度はどちらも満足を得るための手段であるという点では共通していて、動物のようには本能的でない人間は、規範としての制度をいくつも作ることで欲求を満たしてきたとドゥルーズは説明する。シンプルな説明だけどそこから、その制度はどんな欲求を満たすためのものなのか、そもそも誰の欲求を満たすための制度なのかと、いろいろ考えることができて面白い。2013/09/20

madofrapunzel

0
★★★★★ 「無人島」という短い論説はカッコよかった。ジャンイポリットの短い概説と、カント哲学論がよかった。とても大事な1冊だった。2013/02/04

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