ボーパール午前零時五分〈下〉

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 261p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784309203676
  • NDC分類 953
  • Cコード C0097

内容説明

現代世界でどう生きのびるべきか?―J・シラク(仏大統領)、L・ジョスパン(仏元首相)、S・ベルルスコーニ(伊首相)らの称賛をはじめ、欧米各紙誌が大絶賛する世界的ベストセラー。

目次

第2部 (続き)(「すばらしい工場は魂を失いかけていた」;オリヤー・バスティーの婚約者;インド人青年の夢の終わり;黒い空地の住民による復讐;心燃えたつ祝祭 ほか)
第3部 月下の三つの石棺(月下の三つの石棺;「もし星々がストライキをしていたら?」;死の噴煙;真夜中に破裂した肺;「理解を越えた何か」 ほか)

著者等紹介

ラピエール,ドミニク[ラピエール,ドミニク][Lapierre,Dominique]
フランスの作家、ジャーナリスト。「パリ・マッチ」の著名な記者として長らく活躍する。その後、アメリカ人のラリー・コリンズとコンビを組んで出版した『パリは燃えているか』や『第五の騎手』が、ミリオンセラーとなる。『ボーパール午前零時五分』は、1984年にインドで実際に起きた死亡者3万人とも言われる毒ガス事故を、3年にわたって取材して書いたノンフィクション・ノヴェルで、すでに欧米各国に翻訳されベストセラーになっている。フランスではシラク大統領が絶賛したのをはじめ、報道出版賞も受けた

モロ,ハビエル[モロ,ハビエル][Moro,Javier]
1955年生まれのスペイン人。シナリオ・ライターとして長らくアメリカに住み、映画プロデューサーと仕事をした

長谷泰[ハセタイ]
1944年、兵庫県生まれ。東京大学大学院修了。現在、明治学院大学文学部仏文科教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

春風

2
死者1万5千~3万人という史上最悪の有毒ガス発生事故を描いたドキュメンタリー。事故もひどいけど、事故後の会社側の対応はもっとひどい。もっと読まれるべきだと思うけど、訳が死ぬほど読みづらいから新訳希望。2016/02/15

takao

1
経費削減による安全面の予算削減などモラル低下2021/07/19

べらし

0
『パリは燃えているか』の原作者だったとは2017/08/11

メレディス

0
訳者によると、ラピエールは惨事の原因を①実際の殺虫剤需要を大幅に上回る生産規模の工場を建設し、大量の毒ガスを貯蔵するはめになった②60万人の町のすぐそばに工場を建設した。殺虫剤を作るために、高度に危険なガスを使用する必要があったが、政府当局には知らせなかった③工場は赤字で、安全面の経費削減があった④極秘裏に工場施設の売却を決め、最後の何ヶ月かは工場にかけるお金がなかったーーと指摘。 百人を超える登場人物の日々の営みを紹介しつつ、凄惨な事故の原因を暴いた。2015/11/29

Hokobayashi Sayuri

0
30年前、インディラ・ガンジー首相暗殺の直後に起きてしまった重大ガス漏れ事故を追ったルポルタージュの後半。50万人を超える被害を出し、今なお後遺症に苦しむ人々がいるこの大惨事。 害虫や干ばつから人々を守り、農業収入を何倍にも変え、そしてそこで働く人たちにも夢のような職場だったはずの工場。ちょっとした読み違えや行き違いから歯車が狂い始め、加速度を増して悲劇へと突き進んでゆく。 環境破壊を止める切り札として期待された原発とどうしても重なってしまう。 原文のフランス語の時制(前未来っていうんだっけね?)に忠実に2015/04/06

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/173437
  • ご注意事項