内容説明
舞台は教室。プロデューサーは俺。イジメられっ子が人気者に?!第41回文芸賞受賞作。
著者等紹介
白岩玄[シライワゲン]
1983年、京都市に生まれる。現在、専門学校在学中。『野ブタ。をプロデュース』で、第41回文芸賞を受賞する
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
☆よいこ
64
ドラマがあるんで読んでみた。YA。自分自身「着ぐるみを着ている」と評し、人生はゲームだと思っている桐谷修二は高校2年。クラスでもそこそこイケてて毎日遊ぶ友達も一緒に弁当を食べる女の子もいる。全てを斜め上から見下ろす自称プロデューサーが、イケてないダメダメ転校生の信太(しんた=野ブタ)を人気者にする計画を立てる。▽2004年刊なんで携帯はガラパゴスSNSは無し、古さを感じる▽ドラマより修二が黒い、アキラも堀川真希と出てこない。ドラマのイメージで気軽におすすめできない。ラストに大いに不満を感じました。2020/04/12
あーさん☆転スラ·薬屋·本好き·魔導具師ダリヤ続々アニメ最高です!!(≧▽≦)
48
ドラマ化。修二役亀山っちでやっていたそうです。
manamuse
34
ラストがダメでした。この作品ある意味軽いし、ある意味重い。ドラマ化は無理がある気がするけどよくやったねー。ここまでは表現しきれないんじゃないかなぁ。なんというか…脆いかなー。2019/10/28
美葉
26
切ない。修二がいじめられる転入生、信太をプロデュースすることから始まる。自分を演じることしかできない修二は、これからも同じことを繰り返すんだろうな。共感できるところが多かった。嫌われたくなくて、誰かに必要に思ってほしくて。読み終わったあと、もやもやが残る。修二、信太、まり子ちゃんに幸せがありますように。2018/08/03
chi.m
25
なんだかすごい若者っぽい文章だからこそ、思春期独特の心の揺れや、教室という閉鎖的な空間に漂う世界観をものすごく感じられた。でもリセットという解決方法に肩すかしをくらった気分。それだと、修二はどこへ行っても演じ続けなければいけない気がして、哀しくなった。自分と向き合わなきゃ、前には進めないのに。2011/12/04