眼科診療のリスクマネージメント

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  • サイズ B5判/ページ数 242p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784307351089
  • NDC分類 496.2
  • Cコード C3047

出版社内容情報

《内容》  近年,さまざまなマスコミで医療事故に関する報道が著増している。特に新聞やテレビでは医療事故がすべて医療者側の無責任体制に由来し,日本における医療の安全は世界でも最悪であるかのような論調でとりあげられることが多い。
 他の医療部門に比べると,眼科領域では重大な医療過誤や医療事故の発生頻度は高いものではない。しかし,近年の社会全体における医療不信の風潮を考えるとき,今後眼科医も日常診療において十分なリスクマネージメント,あるいは安全管理に関する注意が必要不可欠である。
 眼科診療のリスクマネージメントを一冊の成書にまとめたわが国初の出版物である本書をぜひ熟読し,眼科医療事故防止に少しでもお役立てていただきたい。    

《目次》
■なぜリスクマネージメントが必要か?
■医療事故・訴訟の傾向と対策
■医療事故・紛争をあらかじめ防ぐためにできること
インフォームドコンセント(A. 蛍光眼底造影 B. 薬物治療 C. レーザー治療 D. 手術治療)/ヒヤリ・ハット報告の実際と注意点
■危機管理委員会・リスクマネージャーの位置づけと役割
■evidence-based medicine(EBM)の考え方と実際
■クリニカルパス
■眼科医療現場におけるリスクマネージメント
大学病院医師の立場から/市中病院医師の立場から/開業医師の立場から/病棟看護師の立場から/外来看護師の立場から/手術場看護師の立場から/視能訓練士の立場から/行政サイドの立場から/弁護士の立場から
■生じた医療事故にどう対処するか,どう対処したか?
横浜市立大 手術の取り違え事件/流行性角結膜炎の大流行と対策