出版社内容情報
ジャズ/フュージョン史上最高の人気を誇ったウェザー・リポートの軌跡を、リーダーをつとめたジョー・ザヴィヌルがロマの血を引き動乱期のウィーンに生まれた自身の半生とともに明かす。
内容説明
ウェザー・リポートのマジックがいま解き明かされる!ショーター、ヴィトウス、マイルスなど関係者の生々しい証言をもとに描く鬼才ジョー・ザヴィヌルの軌跡。
目次
第1部 ウィーンから愛を込めて(一九三二~五八)(故郷エルトベルク;ウィーンの森の話 ほか)
第2部 誇りとともに(一九五九~七〇)(ニューヨーク;メイナード・ファーガソンとの出会い ほか)
第3部 ウェザー・リポート:有機体のマジック(一九七一~八五)(独り立ち;プレリュード・トゥ・ア・キッス ほか)
第4部 自分の信じる道を(一九八六~二〇〇一)(出会いと挑戦―『ダイアレクツ』;グルダ、サリフ、グルトゥ ほか)
著者等紹介
グラサー,ブライアン[グラサー,ブライアン][Glasser,Brian]
1958年ロンドンに生まれ、父親にデューク・エリントンを聴かされながら育つ。イギリスの音楽専門誌「Q」「MOJO」「JAZZWISE」などで長年ジャズの原稿を書き続けてきた
小野木博子[オノギヒロコ]
1970年愛知県生まれ。メリーランド州ノートルダム大学卒業後、ニューヨークにて翻訳活動をはじめる
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感想・レビュー
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星空の挑戦者
4
「1969年以来魂はありません。」イーグルス「ホテルカリフォルニア」がウッドストック以降を歌いましたが、Rockの商業的成功を横目でうらやましくみていたのがMiles Davis。彼はJazzの脱クラブハウス化、ウッドストックのようなアウトドアライブ(商業的成功)を指向したわけだが、分家ウェザーリポートはMiles以上に成功した。Milesと長く組んでた方が面白かったかも。ロマの血をひくオーストリアン、少年時代はナチスの「超人」政策に評価され特別教育を受けている。ベーシスト発掘の才あり。すごい。2010/08/19
星空の挑戦者
2
再読。ジャコ・パストリアス起用のあたりは何度読んでも面白い。「8:30」を聴けば当時の力の入れようが良くわかる。2012/02/11