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内容説明
印刷された楽譜の中に、そのオペラのすべてがある。―にもかかわらず典拠となる楽譜を喪失し、舞台芸術として蘇ることのない過去の名作。いま観ているオペラは、作曲家の意図した“ほんもの”なのだろうか。400年の歴史から汲み取る、オペラ再発見の喜び。
目次
第1章 楽譜印刷の歩みと十七世紀のオペラ出版譜
第2章 後期バロックからグルックに至るオペラ楽譜出版と印刷術の発展
第3章 モーツァルトのオペラとその楽譜出版社
第4章 ロッシーニ作品とオペラの海賊出版
第5章 ベッリーニ、ドニゼッティ、ヴェルディとオペラ著作権の確立
第6章 ヴァーグナーからヴェリズモに至るオペラ楽譜出版
第7章 二〇世紀のオペラ楽譜
付録(オペラ印刷譜の系統的蒐集と目録化の必要性;近代オペラの初版譜に見る作品の原点)
著者等紹介
水谷彰良[ミズタニアキラ]
1957年東京生。イタリア・オペラと上演史、歌手と歌唱法をテーマに、研究、執筆、講演を行ない、コンサートとオペラ上演の制作と音楽アドヴァイザーも務める。1999年よりフェリス女学院大学オープンカレッジでオペラの講座を担当。日本ロッシーニ協会副会長・事務局長。研究紀要「ロッシニアーナ」主幹
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