内容説明
人類に新しい精神の火をともした今世紀最大の作曲家バルトークの、民俗音楽探求の記録をはじめ、現代音楽論、論争など、代表的論考のすべてを収めたいまこそ必読の名著。
目次
1 自伝
2 民俗音楽の性格とその研究(農民音楽の新しい芸術音楽に及ぼす影響;芸術家の創造に及ぼす民俗音楽の影響について;ハンガリーの民俗音楽;東欧における民謡研究;スロヴァキアの農民音楽と民族音楽;ルーマニアの民俗音楽;ブルガリア・リズムについて;トルコにおける民謡採集;ビジュクラ地方のアラブ民俗音楽;音楽における種の純潔性)
3 現代音楽の諸問題(リストに関する諸問題;ハンガリーの現代音楽について;ドビュッシーについて;ラヴェルについて;ハンガリーにおけるシェーンベルク音楽)
4 論争とインタビュー他(ゾルターン・コダーイ;国際連盟精神協働委員会での提案;1941年のアメリカでのインタビュー)
付 バルトークの肖像