出版社内容情報
【セールスポイント】
なぜ腐食するのか？ どうすれば防げるのか？の疑問に応える！
【発刊の目的と内容】
近年、腐食に伴う重大事故が頻発している。腐食の問題はあらゆる建築物、機械装置、化学装置、土木構造物、船舶、橋梁、電子機器、家電製品etcの経年変化のうえで重大な問題であり保守の泣かせ所である。腐食現象は複雑で多岐にわたりその解析は容易ではないが、なんらかの措置を講じる必要がある。本書は腐食解析の研究書ではなく、腐食の一般的な知識とともに防食対策を実用上の観点からデータを含め平易にまとめたもの。
【購読対象者】
構造物・装置・設備等の設計技術者，メンテナンス技術者，工学部の学生
内容説明
本書は、腐食が専門でない技術者向けの本。系統性に気をつけつつ、重要なポイントを取り上げて、やや詳しく具体的に述べる。
目次
第１章 腐食はなぜ起こるのか（腐食は化学反応―乾食と湿食；乾電池は腐食のモデル―腐食の電気化学的機構 ほか）
第２章 いろいろの腐食（均一な腐食―全面腐食；孔のあく腐食―孔食 ほか）
第３章 防食の基礎知識（塗料など有機物による被覆―防食を防ぐ方法（１）
めっきなど金属による被覆―防食を防ぐ方法（２） ほか）
第４章 防食の実務知識（水による防食を防ぐには―淡水腐食と防食（１）
東京の水はパリの水より腐食性が大きいか―水質と腐食の関係 ほか）
第５章 腐食試験と腐食診断法（腐食の大きさの予測―腐食試験法；１を知って１０を知る―極値統計法 ほか）
著者等紹介
松島巌［マツシマイワオ］
１９５９年東京大学理学部化学科卒業。１９５９年～１９９７年日本鋼管勤務、主に、腐食防食、耐食鋼の研究。１９９７～現在、前橋工科大学建築学科教授。この間、１９６３年～１９６５年米国マサチューセッツ工科大学留学。１９８２年工学博士。１９９５年～１９９６年ＪＩＣＡ長期派遣専門家（国立メキシコ工科大学教授）
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