出版社内容情報
【セールスポイント】
基礎と最新の技術をわかりやすく解説
【発刊の目的と内容】
郵政省通信総合研究所は、情報通信に関する唯一の国立研究機関として、情報・通信・電波の各分野にわたって幅広い研究を行い、通信新時代をリードしている。この100年にも及ぶ研究成果は、国民共有の財産であり、21世紀に向かって高度情報社会を支える基礎技術を集大成し、必要不可欠な知識として世に送ることを出版の主旨とした。本書は講座の最終巻として豊富なデータをもとに宇宙環境科学周辺についてまとめたものである。
【購読対象者】
メーカ,ユーザの専門技術者,研究者,情報通信工学系の学生・大学院生
内容説明
本書では、太陽から地球周辺の宇宙環境についての基本的な物理像と、太陽の活動現象が宇宙環境を大きく変動させる諸現象の連鎖について解説する。特に、宇宙環境の変動が宇宙や地上の社会システムにどんな影響を与えるかについて、多くの記述を加えた。
目次
1章 宇宙環境科学の概観
2章 太陽と太陽風
3章 電離圏
4章 電波環境としての電離圏
5章 磁気圏
6章 磁気圏の粒子環境
7章 宇宙放射線環境と宇宙環境情報の利用
8章 宇宙電波環境
著者等紹介
丸橋克英[マルバシカツヒデ]
1970年東京大学大学院理学系研究科博士課程修了。1970年郵政省電波研究所(現通信総合研究所)入所。現在郵政省通信総合研究所宇宙科学部長、理学博士
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