内容説明
出口の見えない日中関係に“打開の道”はあるのか?高まる両国のナショナリズムには歴史的必然があり、その解消も必然であることを鋭く冷静に分析する。
目次
第1部 ナショナリズムはなぜエスカレートするのか(日中両国に広がるナショナリズム;このナショナリズムにどう向き合うか;「諸国民の信義に信頼する」九条の理念と関わって)
第2部 中国の現在をどう理解するか(中国若者世代の政治的無関心とナショナリズム;中国経済の現状をどう評価するか;「日中韓地域共同体」の経済的条件と政治的障害;ナショナリズムから「東アジア共同体」へ)
著者等紹介
大西広[オオニシヒロシ]
京都大学大学院経済学研究科教授。1956年、京都府生まれ。京都大学大学院修了。経済学博士。認識論、応用計量経済学、マルクス経済学の分野で研究。中国の政治経済研究でも活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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