出版社内容情報
張松の玄徳宛ての密書が劉璋の手に渡った。玄徳は劉璋に命を狙われるが、これを逆手にとってフ城を奪る。劉璋は五万の兵をラク城に送った。戦いの最中、孔明から玄徳に忠告の手紙が届いた。孔明に信を置く玄徳の態度にホウ統は反発、積極策を進言する。玄徳軍は二手に分かれて進撃を開始。落鳳坡に向かったホウ統は……。
目次:
武人の護り/紫虚上人/抜け駆け/湖の底/落鳳坡/引き潮/破軍星/草刈り/誘引の計
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
わたー
14
★★★★★両者を手に入れれば天下を手に入れることも出来ると謳われた名軍師、伏龍と鳳雛。その片割れである鳳雛、龐統の呆気ない死。彼が生きてさえいれば、蜀軍の晩年がもっと違ったものになっていたのだろうか。2020/03/29
gtn
13
老将黄忠の進言を受け入れ、蜀軍を奇襲する劉備。だが、返り討ちにあい、這う這うの体となる。既に孔明なしには、劉備の大願も夢であるのは明らか。2024/03/06
kuro
8
龐統の死は、運がなかったというか・・・。 何だろう、人間 嫉妬心がある時は、ウマくいかないのかもしれない。 孔明に対する嫉妬、ここから判断が狂ったのかも? 逆に?厳顔を捕虜にした後の張飛の対応・・・なんだか張飛が大人になったように見えた(笑)2011/12/03
T66
7
龐統亡くなる、、この時代当然写真なんかないから、乗ってる馬や衣装で判断したんだろうな。だから身代わりもできたけど、間違いもあったんだろう。図書館員2020/03/02
しの
7
張飛の頭の輪っかの意味たるや!!まさか厳顔が射る矢を輪っかで食い止めるとは!!2017/01/25