内容説明
人間の尊厳のため、それでも私は立ち上がる!「人権運動の母」が歩む勇気と自由への道。
目次
1 事の始まり
2 多感な少女時代
3 モンゴメリーの学校生活
4 結婚、そして活動家の妻に
5 選挙権獲得のために闘う
6 全国黒人向上協会の書記に
7 悪化する白人の暴力
8 逮捕される
9 バス・ボイコット運動の始まり
10 自由への行進
11 デトロイトへ
12 その後
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
majiro
3
英語版を読んでいるときのアンチョコとして。読みやすい訳だった。しかし潮出版って、横山光輝が三国志を連載していたコミックトムの出版元としてしか知らなかったけど、創価系の出版社であったか。そして、この日本語版には、創価の学生とローザが触れ合う写真が追加で入っている。んーなるほど。商魂?たくましい。2013/11/16
Saiid al-Halawi
3
人によって評価の大きく変わるこの人物、これまで単に黒人運動史上のサンボリックな存在程度にしか認識してなかったけど、思ってたより当初から運動過中の人であり、なるべくしてああなった感じなんだな。当事者の口から語られる言葉ってだいせつだな。版元がどこであるかを強く意識させられる前書きに目をつむることが出来れば良書と言える。2012/04/07
Fuyuki Kawasaki
1
アメリカで人種差別が根強かった1950年代、黒人の権利拡大の為に立ち上がった女性の自伝。 バスで座席を移る事を拒んだあの有名な女性。 ローザ・パークスの生い立ちに加え、当日の黒人の状況や時代背景もよく分かる良い本。 偶然公民権運動に関わっってしまった女性というイメージは誤った理解であり、バスボイコットに至る迄の歴史、他の黒人との関わりなどが知れる良い内容。 中々楽しめた。2020/03/29
tomo6980
0
比較するものではないけど、マルコムXの自伝と比べるとまったう普通の人。それだけ退屈、とも言えるわけだけれど。とはいえ、こういう人が歴史上の人になるくらい、世の中が異常だったわけだ。2016/12/11