内容説明
ついに親子の再会をはたしたエポーニンとハスラー。つかのまの幸福をかみしめるハスラーだが、ネクソンと手を組む反逆者である以上、その心境は複雑だった。いくら改心を要求しても、ハスラーの思いはゆるがない。理由をたずねると、ハスラーは静かに語りだした。「すべては“八つ星”と、ルトエリノの“魔法の秋”からはじまった」。300年の時空をこえた愛憎劇!そのときフチは、大魔術師になる―。
著者等紹介
イヨンド[イヨンド]
1972年生まれ。慶南大学国語国文学科卒業。97年、韓国のパソコン通信、ハイテルに『ドラゴンラージャ』を連載、98年に単行本化され、ファンタジーブームの火つけ役となる。韓国、馬山市在住
ホンカズミ[ホンカズミ]
1970年生まれ。日本大学芸術学部卒業。東京都在住
金田榮路[カネダエイジ]
フリーイラストレーター。ノベル挿画等のイラストレーションをはじめ、アニメ、ゲームのキャラクターデザイン、イラストなども手がける。東京都在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ショーン. H
2
物語の核心部分がほぼほぼ明らかに 人物の動機が謎に包まれている話は魅力的だが、その分動機がなんなのか、その裏にはどういうストーリーが用意されているかのハードルは上がる。 その点、個人的にはハードルは軽々と越えてもらえたので非常に楽しめた。 ストーリーの端々で引き続き人間の不思議さ、不条理さをその他種族と書くことで描写している。 あまり深くそのあたりは考えることはないので、やはり読み進めていて楽しいがこの巻ぐらいから少しそのあたりの思想遊びに置いてけぼり。 やはり一気に読まないとこのあたりはきついのかも…2022/01/18
あおいたくと@灯れ松明の火
1
一部再読・一部初読み。何年か前に止まった続きがやっと読めた。愛憎の裏表は切ないなぁ。シオネの目的が気になる。2012/03/02
ほずみずほ
0
シオネとの会話やその他のちょっとした所で笑えるのが良い。しかしちょっと引き延ばしが目立つ? (7)2008/10/21
シュウ
0
語り継がれてきたこと、すべてが真実ではない。埋もれたり、意図的に忘れ去られることもある。2014/10/19
あすべる
0
フェアリークイーン。あんたってやつぁ。。。。それはそうと。相手を変えることも自分を変えることもどっちも大事だなぁ。そんなことを読んでて思った。2012/12/05