内容説明
はるのあさ。こぶたのプーラはたびにでた。わすれものをしたともだちをおいかけて。せなかにおもいリュックをせおって…。
著者等紹介
かめおかあきこ[カメオカアキコ]
亀岡亜希子。絵本作家。東北生活文化大学生活美術学科卒業。雑誌の童話やカレンダー、ポスター、まんが連載など幅広く手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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たまきら
28
先日この人の冬眠ホテルの話がとってもかわいかったので他の本も手に取ってみました。娘さんが早速食いつき、「か~わいい」。せっかちな自分には温かい気持ちと同時に内省…。2021/12/21
なま
11
★★★★★急ぐあまり必要な物を見落とし、大切な物に気づけなかった事はないですか?後退を許されない前進は苦行でしかない。こぶたのプーラは友達の忘れ物を届けに旅に出る。不安だから沢山の荷物をリュックに詰め込んで。窓辺に紙飛行機で郵便屋さんは手紙を届ける。うまく届かない手紙は伝えたい気持ちに似てる。胸に穴の空いた人形をプレゼントされたプーラ。でも、その穴は失敗ではなく心の穴をふさいでくれる友達に出会う為。旅の終わりにリュックに残っていたものは?立ち止まる生き方を素敵なイラストと共に。ランプの夜が素敵。12分。2018/02/22
やよ
7
とってもとっても深い物語だった。今日はここまでで明日の分は明日辿り着こうとか、上手く歩こうとしなくていい、握りしめていたら溺れちゃう、誰かのために流す涙の美しさや伝えないと届かないとか、心の穴は失敗じゃないしむだなことってない、間の大切さや季節ごとの恵み、神さまに忘れられてるんじゃなくてずっと愛されていることとか。一つ一つ感じていこう。私のリュックも軽くなるように。2019/10/25
biba
5
小3の子のオススメ。とっても良いお話だから読んで、と言われ読んでみました。これは、かなり考えさせられました。自分の生き方を省みることになりました。何度も読んでいます。 2017/10/08
ふたご星
1
どのページも原画が見たくなります。絵の中の四季や動物たちへの愛しさモード全開になりました。おはなしとしては、展開が読めましたが(笑)私的には最後に2人がお茶しているシーンが見たかったかな。2023/06/06