内容説明
2度の脱走計画も結局は失敗に帰し、申監督は北の刑務所に5年間、捕囚の生活を送った。しかし申監督は“北朝鮮”への忠誠を誓って釈放され、崔銀姫女史と再会することができた。そして、金正日の後援のもとに映画づくりを始める。2人は偽装の日々を送りながら脱出の機を狙いつづけた。外国ロケや外国映画祭を利用、その日を待った。1986年3月―ウィーン。ついに脱出のときがきた。“真由美”に1番近い場所にいた2人が記録した北朝鮮の実態。
目次
第4部 釈放(1981年4月16日―83年2月23日)
第5部 再会(1983年2月23日―83年10月17日)
第6部 偽装(1983年10月18日―85年6月25日)
第7部 脱出(1985年6月26日―86年3月13日)