内容説明
本書は、この20世紀から21世紀にかけての最大の人口問題である、途上地域の高い出生率とその低下の条件について、多様な視点とアプローチによって考察しようとするのが目的である。
目次
第1章 発展途上国の出生力研究の展望と課題
第2章 発展途上国の出生力の動向と要因
第3章 出生力の生物人口学的分析に関する研究動向
第4章 婚姻に関する人口学的研究動向
第5章 出生力の経済分析に関する理論的考察
第6章 発展途上国における出生政策
第7章 発展途上国における都市化と出生力
第8章 発展途上国出生力の時系列分析―台湾地域への応用
第9章 人口転換期における日本のコウホート出生力低下過程
付章 発展途上国における出生力調査と出生統計資料―人口センサスを中心にして