航空戦史シリーズ<br> 海の狩人・アトランティス

航空戦史シリーズ
海の狩人・アトランティス

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  • サイズ 文庫判/ページ数 292p/高さ 15X11cm
  • 商品コード 9784257170990
  • NDC分類 391.27

内容説明

第二次大戦におけるドイツ仮装巡洋艦(武装商船)の活躍は、Uボートの陰に隠れてあまり知られていない。しかし、大西洋はもちろんのこと、遠くインド洋、太平洋にも進出したこの“海の狩人”は、暴れ回った。その中の一隻〈アトランティス〉の活躍を描いたもの。

目次

第1部 大西洋(北極圏を目ざして;砲火の洗礼)
第2部 インド洋(オランダ国旗を掲げて;同族船〈タリーランド〉;〈ベナーティ〉の郵便物;タンカーの処置)
第3部 地球一周(ケルグーレン諸島;危機脱出;珊瑚礁)
第4部 帰航(〈アトランティス〉の最期;故国への長い旅路)
付録 ドイツ通商破壊船撃沈の事情

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

植田 和昭

9
前に読んだ本がどこかにいったので再び注文。ドイツの通商破壊船の話ですがとても面白いです。地球1周分を航行して海賊みたいに襲撃して役に立つものだけを奪って撃沈する。総計22隻もの船を撃沈・拿捕するのはすごいです。ケルゲレン諸島の話もいいです。なぜ管理人は逃げ出したのでしょうか。本人に聞かないと永遠のなぞですね。日本にも仮装巡洋艦として愛国丸と報国丸があり、通商破壊作戦も行いましたが、戦果は僅かでした。ドイツ人は、こういう戦い方が向いているのかなあ。日本の港にも通商破壊船が来ていたのも興味深いです。2024/02/06

竜王五代の人

2
再読。「海の狩人」とはあるけれど、実態は有力なイギリスの軍艦に怯え隠れる日々である。そのくせ、脅威を与えるのと自身の活動の継続のため、時には商船を襲わなくてはいけない。司令部や僚船も勝手な行動をとるやつばっかりだし、七つの海を股にかけた隠れん坊も大変である。/艦長のローゲ大佐の部下が、将校では大尉以下の階級の者しか登場しない。このフネには副長というものはいないのだろうか?2021/08/25

植田 和昭

2
 この本は、第二次世界大戦のドイツの通商破壊船の話です。通常の商船に化けて2年間、16万キロにののぼる航海で22隻を撃沈または拿捕します。日本も同じことを試みましたが、うまくいきませんでした。通商破壊船の話うそのようですが、事実です。このシリーズの復刊を望みますが、無理だろうなあ。2017/01/21

ロゼ

1
読破できた。ドイツ通商破壊船、現代の科学技術の進歩を考えるとこのような行動はありえない。貴重な本なのかな。艦長の統率力、すごいでしょう。乗組員もまた素晴らしい2013/11/09

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