感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
植田 和昭
11
ドイツ軍のエースパイロット列伝。アメリカの撃墜王が40機のリチャード・ボングなのに、100機以上の撃墜者がドイツ軍にはごろごろいる。ナチスの超人思想もまんざらじゃないと思えてくる。アメリカ人が書いたにもかかわらず、よく調べ、丹念にインタビューをしている。中でも300機撃墜クラブという会には2人しか入っていないが、今後もこれを超える記録は、生まれないだろう。Me163のところが割愛されているようなので次は、ロケットファイターを読むぞ。2024/03/08
シャル
6
タイトルの通り、第2次世界大戦のドイツ空軍エースに焦点を当てて紹介した一冊。ガランド、メルダース、マルセイユといったスーパーエースから、シュタインホフのような指揮官の比重の強い人物、さらには東西の無名のエースをピックアップし、どう戦い、どう生きていたのかが語られる。各人の特長ある戦い方や、戦闘機を降りた先での振る舞いや人柄はそれぞれの人間性を表していて興味深い。また敵であるソ連の成長や連合軍の数の暴力、そして過酷な戦後の断片も彼らの戦いの苛酷さを物語る。そしてMe262という遅き革命で幕となるのも切ない。2015/10/13
ヨシフおじさん
0
ドイツ空軍のエースパイロットの簡単な略歴、大戦中に挙げた戦果を知りたい方は一度目を通されるとよいでしょう。パイロット賞賛の限りを尽くしていますが。2020/11/04