内容説明
母なる大洋より生み落とされた狂える波動物体は、ついに本能の赴くまま、破壊を繰り返し始めた。破壊そのものが目的となった謎の怪生物の前に、一触即発の危機を迎える海上自衛隊の「はつしお」と台湾海軍の「水龍級」潜水艦。そして海底油田採掘基地「うみがめ200」に閉じ込められた厚志たちに、油田の暴噴事故という新たな危機が迫る。話題を呼んだ『二重螺旋の悪魔』の著者が贈る堂々の長篇第二弾1600枚、完結篇。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とくけんちょ
43
ノンストップ。場面転換が目まぐるしい。そのためにスピード感が感じられる構成である。ストーリー自体は上巻から、それ以上の広がりは見せず。期待していたほどではなかった。アイデアは、手を打つものがあったが、ややインパクトに欠ける。最後はほっこりして終了。2019/05/15
Yuna Ioki☆
36
1638-69-10 ラストまでパニック映画を見ているかのような作品でした(≧∇≦)b2017/06/04
MarsAttacks!
8
下巻になっても物語の勢いは衰えず、一気に読み上げてしまいました。一難さってまた一難と王道の展開ですが、その着眼と勢いで、手に汗握る出来の良いエンターテイメント作品でした。2010/04/18
アーネンエルベ
4
口ではヒーローになんぞなりたくもない、嫌だ嫌だと言いながら、心の中じゃウキウキしてるに違いない主人公と、それに自己投影して感情移入してる自分が心底気持ち悪くなった小説です(笑)。宇宙と神の次は、海だ!ということで冒険に出かけましょう。男の子ゴコロをくすぐる、日本では貴重な海洋アクションでした。2013/05/18
あきぴー@武蔵国
2
大学生だった頃に徹夜ぐらいの勢いで読んだなぁ。 今、読むと徹夜程ではなかったのは残念です。 8/4のBiblioEi8ht泥ビブで発表したけど負けた。 評価:★★★★☆2018/07/15