彗星―その本性と起源

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彗星―その本性と起源

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  • サイズ A5判/ページ数 256p/高さ 22X16cm
  • 商品コード 9784254150094
  • NDC分類 447.1
  • Cコード C3044

出版社内容情報

ハレー彗星は彗星の研究に多くの成果をもたらした。この成果を十分に取込み,新しい彗星像を提示。〔内容〕ハレー彗星がやってきた/ハレー彗星の本体/軌道運動/彗星物質/塵/光学観測/起源/プラズマテイルの擾乱/歴史の中の彗星/他

【目次】
0. プロローグ――ハレー彗星がやってきた
1. ハレー彗星の本体――1986年大接近の成果
 1.1 彗星核――彗星の主体
 1.2 ハレー彗星ミッションにかけて
 1.3 ハレー観測日誌
 1.4 おわりに
2. 彗星の軌道運動
2.1 ハレー彗星の軌道
 2.2 短周期彗星
 2.3 彗星の力学進化
 2.4 銀河による摂動
3. 彗星物質からみた彗星の起源
3.1 はじめに
 3.2 彗星の構造
 3.3 彗星大気の分子組成
 3.4 彗星核の元素組成
 3.5 核の揮発性成分の組成の特徴
3.6 揮発性成分の起源
3.7 彗星の形成温度
 3.8 原始太陽系星雲における形成領域
3.9 残されている問題
4. 彗星の塵
4.1 はじめに
 4.2 塵の大きさ
 4.3 塵をつくる物質の化学組成
 4.4 彗星塵の起源
5. 彗星の光学観測――ハレー彗星を中心に
5.1 彗星核の描像
 5.2 “裸”のハレー彗星核の観測
 5.3 直接探査前のハレー彗星(核)像
 5.4 彗星核表面の光学的特性
 5.5 内部太陽系でのハレー彗星
6. 彗星の起源
6.1 統計・力学からみた起源
 6.2 形成環境からみた起源
7. 彗星プラズマテイルの太陽風による擾乱
7.1 緒言
 7.2 ちぎれ現象(DE)の機構と観測されたDE
 7.3 太陽磁気圏の中性面
 7.4 中性面が衝突してもDEは起こらない
 7.5 プラズマテイル構造の通常流
7.6 通常の彗星磁気圏(オーバードレーピングモデル)
7.7 大みそかのちぎれ現象(風の息モデル)
 7.8 その他DEを説明する可能性のある諸モデル
7.9 結語(ハレー彗星よりもすばらしい彗星が出現する)
8. 歴史の中の彗星
8.1 近代以前
 8.2 ブラーエからガリレオへ
 8.3 ニュートン
 8.4 ハレー
8.5 19世紀――彗星の物理化学ほか
 8.6 現代
9. エピローグ――ハレー彗星が残したもの
10. 索 引

【編集者】
桜 井 邦 朋, 清 水 幹 夫
【著者】
金 田 榮 祐, 斎 藤 尚 生
桜 井 邦 朋, 清 水 幹 夫
向 井   正, 山 本 哲 生
藪 下   信

内容説明

本書の目的は、国際的な協同観測によってハレー彗星について得られた多くのデータを参照しながら、現在にいたるまでの彗星研究の成果を踏まえて、彗星の現代的研究の姿を読者の方々に呈示することにある。

目次

プロローグ―ハレー彗星がやってきた
ハレー彗星の本体―1986年大接近の成果
彗星の軌道運動
彗星物質からみた彗星の起源
彗星の塵
彗星の光学観測―ハレー彗星を中心に
彗星の起源
彗星プラズマテイルの太陽風による擾乱
歴史の中の彗星
エピローグ―ハレー彗星が残したもの