内容説明
天皇の軍隊は、民衆に何をなし、何をなさなかったのか!沖縄戦の全体像を今あらためて考える。
目次
1 沖縄戦への道(近代日本のなかの沖縄;アジア太平洋戦争;沖縄戦へのあゆみ;せまりくる戦争)
2 沖縄戦の経過(米軍の上陸;激しい攻防戦;日本軍の敗北;米軍と住民)
3 沖縄戦の諸相(離島における沖縄戦;学徒隊と防衛隊;日本軍の住民殺害と集団自決;秘密戦と「スパイ」対策;朝鮮人軍夫と慰安婦)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
無識者
11
被差別化のなか沖縄が、取らされた選択は「同化」であった。アジア諸国では侵略がかなりわかりやすい形で行われたが、沖縄においては、現住民自ら、自発的に同化させることによって日本の支配下に置く。2016/03/03
二人娘の父
6
1987年発刊。沖縄戦終結から42年という時点での刊行の目的が「あとがき」に記されている。ねらいは「他府県の人びと、とくに沖縄をはじめて訪れる若い人たちに、沖縄戦についての基本的な事柄を知ってもらいたい」ー。確かにその目的は本書で果たせていると思う。しかしこの時からすでに35年が経過している。沖縄戦研究もその年月に比して深化・進化している。そうした成果は近年発刊される著作に委ねるとしても、本書で著者らが志したもの、この思いは普遍的な意味をもつ。語られ尽くすことのない歴史、生活を私は常に学んでいきたい。2023/07/13
ホンドテン
1
図書館で。HRの予習というか補足的。読んだのは新装版の方2017/07/02
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