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徳間文庫カレッジ
仁左衛門恋し

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  • サイズ 文庫判/ページ数 332p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784199070198
  • NDC分類 774.28
  • Cコード C0176

出版社内容情報

歌舞伎界を牽引する片岡仁左衛門が、ノンフィクション作家・小松成美に語る真実。2002年のベストセラー、待望の文庫化!

十五代目・片岡仁左衛門。5歳で初舞台を踏み、以降、歌舞伎界に貢献。「女殺油地獄」「忠臣蔵」などの代表作があり、長らく本名の片岡孝夫として、活躍の場を映像メディアでも展開してきた。「寡黙のひと」仁左衛門の聞き手となるのは、ノンフィクション作家・小松成美。怪我による半年以上の休養を経て、2014年6月に復帰した仁左衛門の最新インタビューを加筆し再構成。中村勘三郎と共演した思い出の秘蔵写真も掲載。歌舞伎ファン待望の文庫化!

【著者紹介】
1962年、神奈川県横浜市生まれ。ノンフィクション作家。広告代理店、放送局勤務等を経て、作家に転身。人物ルポルタージュ、スポーツノンフィクションを中心にしつつ、幅広い執筆分野を確立している。代表作に『中田英寿鼓動』『中田英寿誇り』『勘三郎、荒ぶる』(以上、幻冬舎)、『イチロー・オン・イチロー』(新潮社)、『トップアスリート』(扶桑社)、『逃げない 13人のプロの生き方』(産経新聞出版)などがある。

内容説明

十五代目片岡仁左衛門、いま語り尽くす芸と我が死生観。寡黙の人が自らの芸と人生を語る。文庫版特別インタビューも収録。

目次

第1章 十五代目仁左衛門の芸
第2章 人気者片岡孝夫
第3章 他流試合
第4章 今、そして未来へ
特別対談 父と子
文庫版特別収録 渾身の日々

著者等紹介

小松成美[コマツナルミ]
1962年、神奈川県横浜市生まれ。ノンフィクション作家。広告代理店、放送局勤務等を経て、作家に転身。人物ルポルタージュ、スポーツノンフィクションを中心にしつつ、幅広い執筆分野を確立している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

greenish 🌿

44
十五代目片岡仁左衛門。「寡黙の人」が自らの芸と人生を語るファン必見のインタビュー集 ---頁を閉じての感想…本題そのまま「仁左さま恋し」に尽きる。初めて仁左衛門さんの芸を目にした時の衝撃は今でも心に刻まれている。はんなりとした和事、粋な二枚目の世話物、匂立つような色悪…大きな名を襲ねてもなお、真摯な姿勢でお役の心を掴み、その身で体現し、空気を変える。そんな仁左衛門さんのお人柄や歌舞伎へ対峙する”心”が余すことなく感じられ、垂涎の一冊だった。盟友・勘三郎さんの追懐、孫・千之助くんへの眼差しには落涙です。 ↓2017/05/23

yumiko

39
幼い時分から素敵な方だなあと思っていた。最初はテレビで、その後は舞台で、いつお見かけしても、その声、語り、佇まい全てに惹きつけられる。「声よし、顔よし、姿よし」と称えられる舞台は、芸に打ち込む真摯で謙虚なお姿があってこそなのだと、このインタビューからもよく伝わってくる。上方歌舞伎の衰退後、歌舞伎座でお役を頂いても端役ばかりであったこと、生死を彷徨う大病を患ったこと、大名跡の襲名や芸の継承について等、すべてに率直に答えるお姿もまた魅力的。お身体を大事にして、これからも素敵な舞台をと切に願わずにはいられない。2015/06/24

はぴた(半分お休み中)

15
何と気恥ずかしいタイトル!と思ったけど、いやいや、無理ないです。当然です。気品とか色気とか、もう歌舞伎界でも特別な存在ですもんね。この本は2002年に出版されたインタビュー本に2014年の文庫化の折のインタビューを追加しているので、つい最近の話も舞台を思い出しながら読めたので楽しかった。仁左衛門さんがとてもポジティブで信心深く情熱的な人だということや、勘三郎さんとの交遊、玉三郎さんとの喧嘩(もちろん芝居のことで)、などなどとても興味深く読んだ。2015/04/18

ゆぽ

11
インタビュー形式でとても読みやすかったです。平易な言葉でサラッとお話になる芸談は、実はものすごく深い。まわりの評価がどうあろうと常に謙虚で感謝を忘れない仁左衛門さんの人間性、精神性があの芸に繋がっているのだなと思いました。お子さんたちとの対談で『仕事も私生活も幸せであること。自分を幸せな人間に思えること、不幸と感じるときでも、その中に幸せである部分を見つけだせること、その気持ちを持つこと』という言葉が特にグッときました。2020/03/10

キヌモ

4
十五代片岡仁左衛門のインタビューに小松成美の文章も挟んでいて仁左衛門を描いている。私自身孝夫時代からのファンなので、「そうそう」とか「そうなんか」などリアルに感じて楽しく読みました。やはり仁左衛門は美しい。2023/09/17

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